日本のテレビCMの作風には、1つの特徴があるんです。
(それは今に始まったことではありませんが)
それは、
「旬のスターたち」が、あちらこちらに出ていること。
これは、”CM獲得&出演のステータス”が高い日本(おそらくアジア圏も)だからこそ
のことなので、決して悪いことではありません。
日本に3年ぶりに帰っても、
今、どんな俳優やタレントが人気なのかは、
CMを見るとすぐに判る!明白!!、、、というのが、
パッと見での率直な印象です。
ちなみに、
アメリカでは、この現象は起こらないんです。
というのは、映画やドラマのスターたちは、通常のテレビCMには出ないので。
一部のトップ級のスターたちが、香水やドレスや時計といった高級ブランドの
広告塔になることはあります。
例えば、アカデミー賞やエミー賞にノミネートされた女優に、
シャネルが即スポンサーとして付いたり!
アメリカでは、
地上波テレビやネットで流れる(基本的に無料で観れる)CMは、
まだ無名の俳優たちや広告モデルが仕事を獲得する土俵といってもいい場で、
認知度が高い俳優が出ない代わりに、内容・展開の面白さで勝負するという傾向があるんです。
出演も、すべてCM用のオーディションで決まっていきます。
国民の気風として、
「〇〇さんが出てるから!〇〇さんが宣伝してるから、使ってるから、私も同じものを買う!」
とは、なり難いのがアメリカ。
開拓者気質があるので、なんでも自分で決めたいんですね。
なので、CMでは、
その商品が ”なぜ良いのか?”、”何が他より優れているのか?” という「理由・根拠」を
リアルに、あるいはコメディタッチに語るものが多い。
”語る”ということは、そこに脚本とストーリーボードが存在し、
15秒や30秒のドラマのようなものが多いんです。
(日本にそういう作風のものが無い、と言っているわけではありません。
割合について言っています。)
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)