久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.116 2023/01/03発行
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6.大人の放課後相談室
今回は新春ですので、趣向を変えて、私自身がもうひとりの私の相談に答えてみました。
還暦を過ぎてからでも童話作家になれるでしょうか?
私は幼い頃から読書が好きで、大人になってからも大好きな童話に何度も人生の危機を救ってもらいました。ですから、いつかは自分も大人も子供も楽しめ、生きる勇気や元気を与えてくれるような童話を書きたいと思ってきました。恥ずかしながら、10代の頃から、いくつか書いたものもあります。(読み返してはおりませんが)
しかしながら、家業や公職に追われ、なんとか生き延びて、会社や家族を守るために、いつしかそんな夢も忘れてしまいました。もともと文章を書くのは好きなので、メルマガから始まったご縁で、連載コラム、自己啓発本など書く仕事にも恵まれました。でも、書けば書くほど、私が本当に書きたいものは、別にあるのではないかと思うようになってしまいました。
そして、気が付けば、還暦を迎えようとしています。会社の経営は弟に任せてうまくいっているものの、地元にできた学校の教員を引き受けたため、ますます忙しくなり、このままでは、気が付けば、何も書かないまま、人生終わってしまうのではと、今不安に感じています。
果たして、還暦過ぎてからでも童話作家になれるのでしょうか?なれるとしたら、何から始めれば良いでしょうか。
東京都/59歳/男性
A 還暦過ぎたからこそ自由自在に書けるはず。まずは昔書いたものを読み返してリライト。出版にこだわらずnoteなどで無料公開をしていく。
まず初めにお聴きしたいのですが、、、
ご自身にとって、童話作家の定義とは何でしょうか?
1 童話を書く人ですか?
2 それとも商業出版ができた人ですか?
3 さらには、童話を書くことで食べていける人でしょうか?
もうひとつお聴きしますと、
そこまでして童話を書きたい目的は何でしょうか?
1 童話を書きたい。書くことが好き
2 自分の作品が書店に並ぶのを見たい
3 童話作家として有名になって稼ぎたい
もちろん、答えはひとつではないでしょう。
いくつかの理由がからみあっているはずです。
しかしながら、還暦を迎える今と、20代の頃を比べて見れば、
童話作家になりたい理由も、作品の作り方も
きっと違っているはずです。
まだ20代で、小さなお子さんが生まれたばかりだとしたら、
家族を養っていかなくてはなりません。
童話作家のプロとして自立するためには、
ちゃんと売れる本を書き続けなければならないでしょう。
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