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第249回 マイニング産業は崩壊しつつあるのか?2023年は転換点か?注目されるプロジェクト その1
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▼今回の記事
ビットコインを中心とした暗号通貨は下落している。その最大の原因はダウなどの株式の低迷だが、それだけではない。ビットコイン独自の原因もある。それを詳しく伝える。
次に、「テレグラム」の個人投資家が2023年に注目するプロジェクトとそのトークンを紹介する。今回はその1である。
▼下落したビットコイン
それでは早速今回の最初のテーマを書く。年末にかけて大きく下落したビットコインを中心とした暗号通貨の状況である。
ビットコインを中心とする暗号通貨は12月30に下落した。数週間にわたって220万円台を記録していたビットコインだったが、216万円まで下落した。これは2.10%のマイナスである。1月2日現在は少し値を戻しているものの、217万円台と低迷している。
この低迷は、世界の取引所におけるビットコインの流入量(買い)と流出量(売り)のバランスを見てもはっきりしている。
先週
・流出割合 49.46%
・流入割合 46.34%
・予想価格 1万6584ドル~1万7053ドル(約223万円~230万円)
今週
・流出割合 51.27%
・流入割合 44.94%
・予想価格 1万6355ドル~1万6756ドル(約215万円~221万円)
これにあるように、流出量の割合が51.27%と先週より大きくなっている。この状況から予想できる相場の水準は現在の価格帯とほぼ合致しているので、これから215万円台までは下落する可能性がある。
12月30日のビットコインを中心とした暗号通貨の下落を主導したのは、ダウの下落である。12月30日、ダウは過去5日間で0.56%下落した。またナスダックも同程度下落した。現在でもビットコインの相場はダウやナスダックと連動しているので、株式の下落に引っ張られる形でビットコインも一緒に下落したのだ。
●ビットコイン下落の原因、マイニング産業の不振
しかし、それだけではない。相場の低迷と下落には、ビットコイン独自の原因もある。それは、マイニング産業の極めて厳しい状況である。マイニング産業の苦境は、ビットコインの相場が低迷しマイナーの利益が下落しているところに、ロシア軍によるウクライナ進攻による対ロシア制裁の発動でエネルギー価格が高騰したことによる。マイニング産業は高機能の専用コンピューターを24時間休みなく稼働させるので、膨大な電力を消費する。これが、相場の低迷で利益率が下落しているマイニング産業を直撃したのだ。
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