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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2023年1月7日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 年明け早々の芸能ニュースの相場は、年末のNHK紅白歌合戦の視聴率の話題と決まっている。2021年の紅白の瞬間最高世帯視聴率hは39.5%、2年連続で40%の大台に届かなかった。  しかしだ。そもそも「皆様のNHK」たる公共放送のNHKが視聴率を気にしてどうする? NHKはその”公共放送”としての使命として、視聴率よりも公共性を追求すべき。しかし、どのネットニュースもそのこと指摘したメディアは皆無。相変わらず、「紅白の視聴率」ばかり取り上げる。  当たり前だが、ネットニュースにも「公共性」は帯びている。日本人の劣化は、2023年になっても止まらないようだ。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  岸田首相、防衛増税前の「解散」発言が波紋 萩生田氏の口車に乗せられて? 自らの首を絞めるのか ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  岸田文雄首相は12月28日、共同通信などのインタビューに応じ、防衛費増額にともなう増税を開始する前の衆議院の解散・総選挙について「可能性はあり得る」と表明。 求心力を回復させたてたいとの意向も。  発言について、首相に近い閣僚経験者は、 「党内の引き締め、野党のけん制、増税をする考えを貫くという国民への宣言だ」(2) と解説。  自民党の中堅議員も、 「いつでも解散できることをアピールし、党内の緊張感を高める狙いだろう」(3) との見方を示す。  増税について、政府は23日に閣議決定した税制改正大綱で「2024年以降の適切な時期」と幅を持たせる。衆院議員の任期満了は2025年の10月だが、同年の夏には参院選もあるため、首相発言を、 「増税の是非について解散・総選挙で国民の信を問う」 と解釈すれば、参院選より前、2024年までの解散を念頭に置いている可能性も。 目次 ・いつ ? 総裁選前? 衆参同日選? それとも今年のサミット後? ・萩生田発言に口車に乗せられて ・退陣に追い込まれる可能性も 2023年の政局は? ・いつ ? 総裁選前? 衆参同日選? それとも今年のサミット後? それでは、「増税前の衆院選」とはいつのことを指すのか。首相は2024年9月に自民党総裁としての任期切れを迎える。さらに衆議院議員の任期満了は2025年の10月。   通常の政策の決定過程に沿って考えれば、2023年12月に与党の税制論議を経て、防衛増税の実施時期が始まり、2024年3月中には改正税制法が成立する(4)。法人税とたばこ税は早ければ2024年4月から増税が開始。  所得税は暦年単位が基本なので、早くとも2025年1月(5)から。ただ、いずれも政策判断により開始時期を遅らせることは、十分にあり得る。  また2024年の政治日程をみると、9月に首相の自民党総裁としての任期が満了し、総裁選が実施される。すると2024年度の予算成立後の春から総裁選前までの衆院選が一つ想定される。  この選択肢を選んだ場合、岸田氏は総裁選を有利に運ぼうとする思惑も絡む。総裁選後なら2024年秋などが有力。また2025年夏の参院選と同日の衆参同日選も選択肢の一つ。

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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