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甘利氏に「15%消費増税」発言をさせた「ザイム真理教」の「緊縮思想」。その社会心理学的メカニズムとは何か?

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
皆様も既にご存じかと思いますが、甘利元自民党幹事長の発言には、誠に驚きましたですね。日本を救うためには消費減税が必要だと議論しているこの大不況にある現在の日本の状況の中で、甘利さんは、少子化対策のためには15%の消費増税が必要だと示唆する発言を行ったわけです。 理性ある人、常識ある人にしてみれば、こんなことを言う甘利という男は完全なる基地の外の人なんじゃないかとすら感ずるかと思いますが、彼にしてみれば至って真面目にそういう発言をしているのです。 彼は本当に、日本の為に消費税15%が必要だと思っているのです。 繰り返しますが、理性があれば、完全に基地の外としか解釈できない狂った信念ですが、 (基本認識1)今、日本の借金は凄まじく多く、このまま借金が膨らみ続ければ、日本は破綻して、日本が沈没する。 (基本認識2)だから、政府支出は削らなきゃならん。

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