【痛くない死に方　2023年　新年第１号】65歳は、男の「社会的な死」が待っている？

２０２３年　新年第1号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 長尾和宏です。あらためて本年も宜しくお願い申し上げます。 皆さん、どんなお正月を過ごされましたか？ 一年で一番、食べてしまうのがこの季節。 外来の患者さんも、ほぼ体重が増加しています。 今週は全国的に寒さが和らぐようです。お餅や炭水化物はなるべく午前中に食べるよう にして、そして、おひさまが出ている時間に、なるべく歩いて０円ダイエットを。 新年の繁華街は、歩いても、人、人、人。もう皆さん、コロナは特に怖くないと、もう ８割、いや９割の人が体感的にわかっている。だけど、マスクは外せない…それは、決 してコロナが怖いんじゃない。人間が怖いのだ。 僕は、「ひとりも死なせへん２」の本の帯に、こんな惹句を入れた。 「もはや僕には、ウイルスよりもワクチンの方が10倍怖い。 ワクチンよりも、人間の偽善と欲望が１００倍怖い」 いま、僕が一番怖いもの。それは人間である。 というか、それ以外、怖いものなんてある？　ちょっと前まで「女性が怖い」と思って いたけど、この歳になれば、男も女もなくなる。人間が怖い。 さらに言えば、権力を持った人間が、怖い。ネットも怖いけど、ネットのシステムが怖い のではなく、ネットに渦巻く、承認欲求と金儲けにまみれた人間の性（サガ）が怖いのだ。 先月、京セラドームで桑田佳祐さんのライブを観た。自分と同年代のアーティストの、 パワーあふれるライブを観ることが、目下、僕のいちばんの生き甲斐である。 昨年は幸いなことに、ほぼ同年代の、桑田佳祐さん、玉置浩二さん、そして、僕の大恩人 である尊敬してやまないASKAさんのライブを観ることができた。 三人三様。歌う化け物。歌うために生まれてきた男。 どのライブも、会場は熱気に溢れていた。コロナは終わっている。あとはマスクを外すだけ。 桑田佳祐さんのドームツアーが終わったから、もうネタバレしていいと思うのだが…。 アンコールの第一曲目は、「ROCK AND ROLL HERO」 …以下、YOUTUBE動画に飛びます。 　↓　　↓　　↓ https://x.gd/AgfWD ２００２年９月に出したアルバム「ROCK AND ROLL HERO」に収録 された、表題曲である。20年前の作られた曲。作詞はもちろん、桑田佳祐。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アメリカは僕のHero／我が日本人（ほう）は従順（ウブ）なPeople 安保（まも）っておくれよLeader／過保護な僕らのFreedom…… 疑惑にまみれたHro／騙され続けたPeople…