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第250回 ビットコイン上昇の兆し、成功しているエルサルバドル、注目されるプロジェクト その2
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▼今回の記事
今回も個人投資家が「テレグラム」で注目する動きを紹介する。その一つは、ビットコインが上昇する兆しが出て来ていることだ。まずこれを詳しく解説する。次に、ビットコインを法定通貨にしたエルサルバドルの状況が伝えられている。予想以上に成功しているようだ。
▼上昇しているビットコイン
暗号通貨の相場を主導しているビットコインだが、1月8日から徐々に上昇しつつある。大きな上昇ではないものの、1月9日現在で226万円程度で取引されている。過去5日間で1.55%の上昇だ。ちなみに、世界の取引所におけるビットコインの流入割合(買い)と流出割合(売り)の割合を見ると以下のようになっている。
先週
・流出割合 51.27%
・流入割合 44.94%
・予想価格 1万6355ドル~1万6756ドル(約215万円~221万円)
今週
・流出割合 51.27%
・流入割合 46.95%
・予想価格 1万6819ドル~1万7115ドル(約222万円~225万円)
これを見ると、2%ほど先週に比べ流入割合が増えている。この割合から推定される価格はほぼ現在の実勢相場に近い。
●ビットコイン上昇の予兆
このように、先週の後半から今週にかけてビットコインはゆっくりとだが上昇しているが、さらなる上昇の予兆が報告されている。そのひとつは、10BTC以上を保有する「クジラ」と呼ばれるビットコインアドレスの数が、2年ぶりの高水準に到達していることだ。
ここ数ヶ月のビットコインアドレスは、蓄積と投棄の間で変動していた。しかし、1つの重要な事実は、市場が新年に入って10日も経っていないにもかかわらず、2023年に一貫した成長があったということだ。これを主導しているのは、残高に10BTC以上を保有している「クジラ」と呼ばれるビットコインアドレスである。データ分析会社の「Glassnode Alerts」がツイッターに投稿したチャートによると、10BTC以上の残高を持つビットコインアドレスの数は、2年ぶりの高水準に達したとのことだ。
「クジラ」は、ビットコインの相場が何度も下落し、暴落したため、以前はかなり減少していた。しかし、「クジラ」は、2022年末にビットコインに対する楽観的な見方を取り戻した。12月30日、今年も残すところあと1日、10BTC以上のアドレス数は15万5283件と大幅な上昇の後、さらに1週間後には15万5286と2年ぶりの数に上昇した。
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