久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.117 2023/01/10発行
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4.大人の放課後相談室
Q これから親子でスキーを始めたいのですが
小学校4年生の息子がスキーをやりたいと言い始めました。どうやら、仲良しのお友だちの影響のようです。その友だちの家では、いつも家族でスキーに行っているらしいのです。
残念ながら、私も妻もスキーをやったことがなく、スノボをちょっとかじっただけですが、社会人になってからは行っていません。
小学1年生の娘も、兄に影響されたのか、スキーをしたいとねだります。子どものためにも、家族で始めようと思います。
ただ、私はスポーツが苦手で、運動神経が良い方でもありません。妻も似たような感じです。
こんな私たちが、家族でスキーを楽しめるようになるには、どうしたら良いでしょうか?
東京都/36歳/男性
A 親子で参加できる合宿制スキー教室の平日コース(2泊3日以上)に、有休を取ってご参加を。年に1回ずつでも3年も行けば楽しく滑れるようになります。
ようこそ、めくるめく楽しみにあふれたスキーの世界へ。
もし、私が、そして私の家族が、スキーの楽しみを知らなかったら、人生の喜びの何割かは味わうことができなかったでしょう。そして家族の絆も今よりも弱くなっていたでしょう。
まずはご参考までに、わが家では、どうやって家族みんながスキーを滑れるようになり、毎年スキーに行くのが恒例の行事になったかをお話いたしましょう。
まず、私が生まれ育った家では、スキーの習慣はありませんでした。父が若くしてスキーで怪我して以来、自ら行くことも、家族を誘うこともしなかったからです。
そんな私がスキーに出会ったのは、ボーイスカウトのスキー合宿でした。以来、スキーにすっかりはまって、スキー民宿のバイト、スキー教室のイントラのバイトなどをしながら、少しずつ滑れるようになったのです。
ちなみに、私は、運動神経が鈍い、元肥満児でした。小学生の頃、野球チームの選手を決めるべく、じゃんけんでリーダー2人が取り合う時に、最後まで残っている「おまめ」扱いの子供だったのです。
しかし、スキーは、、、大丈夫です。誰でも歩ければ滑れます。私が証明しています。体力がなくとも、重力や遠心力を使うので問題ありません。なにせ還暦になる私でも滑れているのですから。
ただし、最初が肝心です。
スキー教室でイントラのバイトで教えた経験、そして家族で生徒として教わり直した両方の経験から言えるのは「ゼロから、きちんと習えば、きちんと滑れるようになる。しかも早く滑れるようになる」こと。最初に自己流で変なクセをつけると、それを直すのに何倍も時間がかかるのです。
何よりやっかいなのは、楽しい気分を味わう前に、スキーが嫌いになったり、自信がなくなったりすることです。
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