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コロナ慣れ:現場と世間との認知ギャップ

メンタルヘルス・精神医学から時流を読む
 2023年も、コロナの話題から始めたいと思う。というのも、いよいよわたしも年末に初めてコロナ感染してしまったからだ。    抗原検査キットで陽性であった妻からの家庭内感染であり、PCR検査で確認したわけではない。年末年始ということもあり医療機関は受診せず、自宅で常備の感冒薬で経過を見ていたが、幸い軽症の風邪の経過で済んだ。  報道では感染が再拡大し、受診者の急増で再び医療崩壊状態にあるという。しかし、死亡者増加や医療危機を報じた後で、全国旅行支援開始のニュースに移るなど、医療者によっては歯がゆく、一般人にとってはしっくりこない感覚が残る。

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  • 精神科医の西多昌規(にしだ まさき)です。メディアなどで話題となっている、あるいは世間の関心を集めている事件や出来事を、精神医学やメンタルヘルスから読み解き、独自の視点をもとに考察していきます。医療・健康問題だけでなく、政治経済や社会文化、芸能スポーツなども、取り上げていきます。*個人的な診察希望や医療相談は、受け付けておりません。
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  • 毎月 第2木曜日・第4木曜日(年末年始を除く)