「小松成美の伝え方の教科書 ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術」
vol.41「生き続けるジョン・レノンの魂とオノ・ヨーコの数奇な人生」
【今週の目次】
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1. 成美のつぶやき
└ 映画『THE FIRST SLAM DUNK』の衝撃
└ 日本の漫画の影響力
└ 井上さんの画力と、人々の胸を打つ言葉の力
2. 生き続けるジョン・レノンの魂とオノ・ヨーコの数奇な人生
└ NYに降り立ってすぐに受けた洗礼
└ 「Are you YOKO ONO?」
└ いざ、二人がいたダコタハウスへ
└ オノ・ヨーコが語ったビートルズ秘話
└ ジョン・レノンが見守っていたレコーディング!?
└ オノ・ヨーコの原型をつくった戦争体験
└ 「ビートルズを壊した女」と呼ばれたオノ・ヨーコ
└ 再び音楽の楽しさを教えてくれた『スターティング・オーバー』
└ ジョンが世界からいなくなったあの日
└ ジョンの魂は今も生きている
└ ヨーコとはジョンは”絆”で結ばれている
3. 新企画!小松成美の心に残る、あのフレーズ4. お知らせ
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1. 成美のつぶやき
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2023年になって最初のつぶやきは、少年ジャンプに掲載された大人気スポーツ漫画の映画化についてお話ししたいと思います。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』の衝撃
皆さんは、年末年始、どう過ごしましたか?
私は、遠出をしなかったので、映画を何本か観に行きました。新海誠監督の『すずめの戸締り』、『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』、『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』などですが、心を鷲掴みにされたのが『THE FIRST SLAM DUNK』です。
衝撃でした。
感動した、という言葉では追いつかない、胸にドスンくるインパクトがありました。数日経って、また観に行ってしまうほど、その感動が続いています。
『THE FIRST SLAM DUNK』は、皆さんももちろんご存知の井上雄彦さんの描いた漫画「スタムダンク」の新たな劇場映画です。
高校バスケットボールを題材に、1990年~1996年まで「週刊少年ジャンプ」に連載された伝説的な国民的大人気漫画のストーリーを、漫画やTVアニメーションとは違った視点で描いています。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』は、インターハイでの神奈川県立湘北高校対秋田県立山王工業高校の試合を軸として進行します。それと同時に、漫画では多くが描かれなかった湘北高校7番PG(ポイントガード)である宮城リョータの知られざる物語が浮かび上がるのです。
参考:映画『THE FIRST SLAM DUNK』公開後PV 30秒|東映アニメーション公式YouTubeチャンネル
作者の井上雄彦さんが構想を練り、自ら監督・脚本をつとめています。
とにかく井上さんの絵の力に圧倒されます。
スポーツアニメーションの革命とも言えるクオリティです。
涙を誘うヒューマンストーリーや、英雄が全世界を救うようなヒーローものでもなく、高校バスケの部活の物語ですが、バスケットボールに賭ける選手たちの躍動は、あまりにリアルで体に力が入ります。サッカーワールドカップカタール大会のドイツ戦、スペイン戦を見ていた時のあの感じです(笑)。
井上さんのオファーで10-FEETが作った主題歌も最高です。宮城リョータの疾走感と完璧にマッチしています。
井上さんと10-FEETが手を携え2年の時間をかけて制作した曲だそうです。
参考:第ゼロ感(映画『THE FIRST SLAM DUNK』エンディング主題歌)
井上雄彦さんの漫画「スラムダンク」は、国内のコミックシリーズ累計発行部数が1億2000万部以上とも言われています。
少年ジャンプに連載中の1993年よりアニメも放映され、バスケ少年たちに「スラムダンク現象」を巻き起こします。私が取材した全てのBリーグで活躍している選手たちは、全員スラムダンクを読んでいました。
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