日刊 大石英司の代替空港
▲▽確証バイアスという希望▽▲
またニュースに追いまくられる日々が戻って来ました。
※ 防衛費5年間で43兆円の財源捻出に政府が四苦八苦 その姿はまるで旧統一教会のよう?
https://dot.asahi.com/aera/2023011000053.html
>AERA 2023年1月16日号より抜粋
>筆者:田岡俊次
これは酷い記事で、こういう記事は厳しく批判したい。まずこのAERA dot.の
元帥の記事は、最後に「抜粋」とあるように、AERA本誌からの2/5ほどの抜粋で
す。前半部のみ。それは良いとして、タイトルが丸っきり違う。
本来の紙版の記事タイトルは、
>「防衛費急増 戦争を避けるのが要諦」
>「5年間でこれまでの1.5倍の43兆円/しわ寄せは国民や企業に/予算獲得のた
め「台湾有事」の危機を強調」
私は、何か別の記事なのかと戸惑った。こういうことはしちゃ駄目です。
それで、サイトにはない紙版の記事の後半で、元帥は「(中国が)愚策に出る
公算は低い」と書いてらっしゃる。中台の経済的な結びつきや、勝ち目の無い戦
争になることを解説して。
さすがに、現状認識が酷すぎる。愚策に出る公算が低かったのは、ロシアも同
様。プーチンも同様。西側から受ける経済制裁を考えれば、ウ国侵略など愚策中
の愚策だった。
所が、蓋を開けてみたら、プーチンはそれをやってのけたし、プーチンなり、
ロシアなりの理屈も後からくっついてきた。それは彼らにしてみれば、全く合理
的な行動だった。
専制国家がやらかす戦争なんざ、理由は後からいくらでもくっついて来る。
われわれ西側の人間が、どれだけ合理的に考えて行動しようが、そんなのは専
制国家には通用しない。独裁者には通用しない。それを証明したのが今回の戦争です。
どれだけ中台の経済的結びつきが強かろうが(そもそも侵略して手中に収めれ
ばそれで済む)、仮に勝ち戦にはならないとしても(解放軍や為政者は、台湾侵
攻は勝ち戦にはならないと認識しているのか?)、それはあくまでもわれわれの
期待、われわれの希望的観測に過ぎない。解放軍がどう考えているのか? 習近
平がどんな情報を軍から与えられているのは知るよしもない。
われわれが、中国にとってそれが何の利益にもならない傍証をいくら積み上げ
ようが、相手も同様に考えてくれるわけではない。
私は元帥を今でも尊敬しているけれど、今回の防衛力増強を批判する論拠とし
て、「中国は愚策には出ないだろう」などいうことは決して断言してはならない
ことです。ゆめゆめそんな甘いことは考えるな! それは単に、そう思いたい人
間の確証バイアスに過ぎない。
※ 鳥インフルエンザ“ニワトリ処分”過去最多に…今シーズン1000万羽超
https://news.yahoo.co.jp/articles/91100ae8d1e1519c5e61bc179550b86361307aa3
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)