▼第54号
----------
2023/1/13
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブラック企業アナリスト 新田 龍のブラック事件簿
Vol.054
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
──────────────────────────
インデックス
【「コンプライアンス」のあるべき姿】
【外資系だから簡単にクビにできる? 米国Twitter社のリストラから学ぶ「クビ論」】
【近況・告知】
【Q&A】
【本メルマガに関する免責事項】
──────────────────────────
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【「コンプライアンス」のあるべき姿】
謹んで新年のお慶びを申し上げる。
昨年来より、新田龍の24冊目の著書となる「“炎上”回避マニュアル」のコンテンツ
をご紹介差し上げている。お蔭様で本書は「Yahoo!ニュース」「日刊ゲンダイ」
「文春オンライン」「プレジデントオンライン」など各種メディアでも記事化・報道
されるなど、多くの皆さまから注目頂けており、嬉しい限りである。
今回は同書コンテンツより、昨今の講演・研修テーマとしても多くのニーズを頂戴
している「コンプライアンス」について述べていこう。
「炎上回避マニュアル」(
https://amzn.to/3SSbcgD)
炎上等で世の中を騒がせてしまった会社が、世間から「コンプライアンス意識が
足りない!」等と非難されることがある。よく耳にする言葉ではあるが、実際どの
ような意味を持つのだろうか。
「コンプライアンス」を直訳すると「法令遵守」との意味になるが、昨今では単に
法律を守ればよいというわけではなく、社内規定やマニュアルといった所属組織内
の規律、そして倫理観や社会的規範など、法的に規定されているわけではない道徳
やマナー的なものまで含めた社会のルールに沿えており、公正明大であること、
といったニュアンスが含まれるようだ。縛りが強い順に、次のとおりとなる。
・国民が守るべきルール
国会で制定された法律、国の行政機関で制定される政令、府令、省令といった、
法的拘束力のある法令全般。地方公共団体の条例、規則なども含まれる。
・所属組織のメンバーが守るべきルール
就業規則、社内規定、業務マニュアルなど、所属組織のメンバーが遵守しなければ
ならない取り決め全般。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)