おはようございます!
私には兄と弟がいましたが、我が家は遺伝的に、体育が苦手な人が揃っていました。でも、私は母方の祖母が、
「うちは、そういう家系なんだから。」
とよく言っていましたが、私はいつもその祖母の言葉を不快に思っていました。私はいつも、
「そうやって、簡単に諦めてよいのか?」
と頭の片隅で考えていました。私には、
「遺伝だから。」
と諦めるのはよくない、と思えたからです。
私の両親は躾には非常に厳しかった、と思います。母はよく、私を横に見ながら、
「○○のように、姿勢をよくしなさい。」
と兄を注意していました。兄は不貞腐れて、
「だって、姿勢をよくすると、疲れるんだもん。」
とよく言っていましたが、母は、
「自分の体も支えられないようでは困るのよ。」
と兄のことを叱っていました。私はどうも、幼い時から習慣的に良い姿勢が苦ではなかった気がします。それと、父はよく弟のことを、
「行儀良くしないと、かわいいお嫁さんも来ないよ。」
などと言っていました。弟は幼い頃よく、指を口に加えるくせがありました。あと、弟はかなり大きくなってからも、年老いた祖母のために来てくれていたヘルパーの人から、
「△△ちゃんが、一番お行儀が悪い。」
などと言われていました。弟は、大人になってからは、きちんとしていた、と思いますが、人の姿勢や食卓での行儀作法は、子供の頃からどのレベルの教育を受けるか、で決まります。私が大学時代にお世話になった教授が、
「子供を育てるのは、生涯の大事業。」
と言っていた意味が、私には今になってよく分かりました。
私は兄や弟が両親から注意されているのを見て、無意識のうちに、
「姿勢は正しく。」
「いつも行儀良く。」
と心掛けていました。心のどこかで、父母に対し、
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