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米国市場での経済指標ガチャは継続しているものの一番気になっているのは他のグローバル株式市場に対して日経平均がアンダーパフォームしていることではないでしょうか?為替要因や決算発表要因もあるでしょうが非常に難しい局面に差し掛かっています。一方日銀のYCCに関する扱いが思惑を呼びメガバンク株を始め銀行・保険株が軒並み高、特にメガバンク株はリーマンショック以来の高値圏にまで買い進まれTOPIX>日経平均という動きが顕著になっています。YCCに関しては様々な予想がされていますが今週予定されている日銀政策決定会合が今後の株価の動きを決める重要なイベントになりそうです。それでは今週の週刊xoxoスタートです。
xoxo
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今回のテーマ
1.再現性のある指標を見つけて利益を積み重ねよう 第1回
2.いまさら聞けない日銀金融政策変更の意味 リスクオフは続くのか? 注目セクターは?
3.2022年10-12月期の決算発表シーズン入り。有望な銘柄の視点は?
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1.再現性のある指標を見つけて利益を積み重ねよう 第1回
2023年の株式相場が始まってざっくり2週間がたちました。
相変わらず日本株の方は昨年末に上場したIPO銘柄が個人の人気を集めて暴騰暴落を繰り返し、日銀のYCC政策変更を期待して金融株に買いが継続。それでも指数は上がらないという何ともその日暮らし的なフロードリブンな動きを続けており安定的資産形成的には先が非常に暗いスタートになっております。
積み立て型NISAの拡大は昨年発表されましたが、そもそも積み立て型長期投資に今の日本株市場が向いているかどうか少々疑問があり、やはり僕の経験からしても長期や短期問わず投資にはタイミングが非常に重要だと考えています。
幾らドルコスト平均法で毎月定額を買い付け下がったら口数多く買って上がったら少なく買うことで平均価格をコントロールしたとしても、株式100%の投信を購入していたとするとずっと右肩下がりのマーケットではリターンがあるわけでもなく、リターンを期待するのであればじりじりでも右肩あがりでないと期待するようなリターンは出せません。
ではそこをスターファンドマネジューのいる投信を購入すれば解決できるかというとパッシブファンドが流行っている現状を考えれば答えは自ずと出てきます。
僕自身はNISAをやったことがないし昔会社でやっていた401Kが長期投資でやっていた唯一の商品。
それは非常に幸運なことにタイミングよくスタートしたので大幅な利益がでています。
ですから悪い印象は全くないのですが、
これから始めるか?
と言われると少し考えてしまいます。
それならばタイミングを自由に選ぶことが出来るエクイティ物の売買の方が資金効率が良いのではないかと考えるのはそのためです。
まあそのタイミング判断が難しいのですが…
■再現性のある指標
長年投資家に使い親しまれているテクニカル指標は完ぺきではないにせよ十分に使うに値すると思いますのでここで改めて代表的な指標をご紹介させていただきます。
1.騰落レシオ:通常、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から繁閑度を見る指標
タイミング:レシオ120%以上は買われ過ぎ、レシオ60%以下には売られ過ぎ
2.RSI:直近の一定期間(14日が一般的)において終値ベースで上昇変動と下落変動のどちらの勢いが強いのか計測しようとする指標
タイミング:-30%で買い+30%で売り
3.RCI:ある期間内の株価(終値)に上昇順位をつけ、その期間の日数との相関関係を指数化したもので「上がり始め」「下がり始め」の時期とタイミングを捉える指標
タイミング:-80%で買い+80%で売り
4.ボリンジャーバンド:株価の勢いの変化や反転の目安、方向を見る指標
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