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『世界同時インフレ不況』を乗り越えられるか否かの鍵はやはり、MMT(現代貨幣理論)の〝正確〟な理解にある(後半)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
昨日は、昨今の得体の知れない、「浅薄なMMT批判」は、MMTというものを何も知らないままで、というか、それが単なる〝経済理論〟の一つ出ある事を理解しないで、単なるイメージだけで批判している愚かな批判に過ぎない、という事を指摘した上で、MMTというものがインフレを賃金上昇に繋がる良性インフレと繋がらない悪性インフレの二つを想定している事を解説し、その上で、今日の世界同時インフレに対してどういう処方箋が示唆されるのかをお話しました。 で、今日はその続きです。今日は、MMTのアドヴァイスを無視して、主流派経済学だけで今日の世界同時インフレに対峙していると、世界がメッチャクチャになっちゃうぞ!という警告を発する内容をお話したいと思います。 本日お話ししたいのは、 「悪性インフレ退治のためには、世界各国が行っている『金利の引き上げ』『金融引き締め』という対策は必要ではない。むしろ、今の過剰な金融引き締めは、経済状況をさらに悪化させ、不況を導き、挙げ句に今、日本が陥っているスタグフレーションという悪夢の状況にたたき起こす単なる愚策に過ぎない。』 というものです! そもそも金融引き締め・金利引き上げによって縮小するのは「需要」なのです。

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