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第251回 上昇が始まったビットコイン、これからどうなるのか?税務とブロックチェーン その1
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今回の記事
今回も個人投資家が「テレグラム」で注目する動きを紹介する。前回の記事で予測したように、ビットコインの相場が勢いよく上昇している。前回の記事で紹介したビットコイン上昇の予想が的中したようだ。「テレグラム」で注目されている現状分析と今後の動きの予測を掲載する。
次にメインテーマとして、税務とブロックチェーンについて紹介する。税務の記録方法としてブロックチェーンが注目されている。
▼継続して上昇しているビットコイン
前回の記事の段階でもビットコインは徐々に上昇していたが、「クジラ」による買いの促進から、さらに上昇する予兆が出ていた。そうした予兆通り、ビットコインはさらに上昇している。1月16日現在で267万円前後で取引されている。この5日間で15%近い上昇だ。世界の取引所におけるビットコインの流入量(買い)と流出量(売り)との割合は以下のようになっている。
先週
・流入割合 51.27%
・流出割合 46.95%
・予想価格 1万6819ドル~1万7115ドル(約222万円~225万円)
今週
・流入割合 58.35%
・流出割合 38.71%
・予想価格 2万0192ドル~2万0958ドル(約258万円~266万円)
この流入量と流出量の割合から算定される価格は現在の実勢値に反映されている。いまのところ、266万円くらいまでは上昇することを示している。
また、「CoinGecko」のデータによると、この利益により、暗号通貨市場の総時価総額は11月以来初めて1兆ドルの大台を超えた。
●不況懸念の弱まりが背景
今回のビットコイン上昇の背景になっているのは、米経済の不況懸念の緩和だ。いままで70%程度のエコノミストは2023年には米経済は不況入りすると見ていた。事実、インフレの高止まり、これを抑制するために「FRB」が実施した度重なる利上げによって実質賃金が低下し、ローン金利が上昇していた。そのあおりを受けて、住宅や車などローンで買う高額なものの販売が大きく落ち込みつつあった。そのような状況に伴い、「アマゾン」を筆頭に大手企業によるリストラが進展していた。
しかし、1月13日に発表された米消費者物価指数はプラス6.4%であった。これは比較的に好調な数値ではあったものの、上昇のペースが減速したので、「FRB」が利上げのペースを減速するのではないかとの期待からダウとナスダックが上昇したのだ。現在ビットコインの相場はダウとナスダックとの連動性が高いので、ビットコインも一緒に上昇したということだ。
しかし、ダウとナスダックの5日間の上昇率が2%弱であるにも拘わらず、ビットコインは約15%近い上昇率だ。この上昇率の違いを見ると、ビットコインの上昇をもたらした独自な理由がありそうだ。
その理由のひとつは、予想以上の投資家マインドの改善である。市場はまだテクニカル的に弱気相場であるものの、投資家心理は改善しつつあるのだ。5つの指標を使用してセンチメントを測定する暗号通貨に特化した指標である「Fear and Greed Index」によると、市場に対する投資家の感情は最高を記録した。
そして、歴史的な分析は、ビットコインの相場は底を打った可能性を指摘している。ビットコインは現在200週移動平均線を下回っており、独立系市場アナリストのRekt Capitalによると、ビットコインの価格は過去のデータを参照すると、すでに相場は底を打った可能性があるという。
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