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【Vol.465】冷泉彰彦のプリンストン通信『バイデン出馬断念の可能性』

冷泉彰彦のプリンストン通信
「紙と人だけじゃない、ホリエモンの検疫体制批判」  ホリエモンこと、堀江貴文氏が海外出張の帰りに、日本に入国して検疫を受 けた際に、ものすごい大勢の職員が「お願いだから黄色い紙を受け取るよう に」しつこく要求したので腹が立ったという動画を上げていました。 帰国したら空港での対応がひどすぎて腹立ってます https://www.youtube.com/watch?v=EasWHzowREg  この動画では「どうしてあんなに人がいるのか」という点と、「どうしてア プリで運用しているのに紙を押し付けるのか」という点についての批判がされ ていました。  この動画を受けて河野太郎デジタル大臣は「早速善処する」と述べており、 そのスピード感が賞賛されているようです。まあ、良いんですが、仮に河野大 臣が、要員を削減して紙を廃止する「だけ」の改善をしても、ほとんど意味は ないように思います。というのは、問題はそれだけではないからです。  空港検疫には、現時点では恐らく次のような問題があります。 1)デジタル庁が主導して、検疫と、入国管理と、税関審査の3点セットが、 一つのアプリ(VJWというやつ)に統合されたのはいいが、検疫は厚労省、 入管は法務省、税関は財務省というお役所仕事が並列されているために、アプ リ内部が3分割されている。そのために、個人情報の「横流し」が禁じられて いるらしく、3つのうち、1つの機能から別の機能に移動するために、いちい ちオンラインで政府のサーバにアクセスする仕様に。そのため、オフラインで は使えない。 2)一方で、空港のゲートエリアでは、無料WIFIの電波が弱いか、アクセ ス殺到すると極端に遅くなるようで、到着後に「QRコード見せて下さい」と 担当者が来ても、スクリーン出せない人が続出。(続く)

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  • アメリカ北東部のプリンストンからの「定点観測」です。テーマは2つ、 「アメリカでの文脈」をお伝えする。 「日本を少し離れて」見つめる。 この2つを内に秘めながら、政治経済からエンタメ、スポーツ、コミュニケーション論まで多角的な情報をお届けします。 定点観測を名乗る以上、できるだけブレのないディスカッションを続けていきたいと考えます。そのためにも、私に質問のある方はメルマガに記載のアドレスにご返信ください。メルマガ内公開でお答えしてゆきます。但し、必ずしも全ての質問に答えられるわけではありませんのでご了承ください。
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