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バイデン政権が岸田首相を厚遇した本当の理由

国家権力&メディア一刀両断
永田町異聞メルマガ版      「国家権力&メディア一刀両断」 2023.01.19                   新 恭(あらた きょう) ----------------------------------------------------------------------      バイデン政権が岸田首相を厚遇した本当の理由 ---------------------------------------------------------------------- 「朝食会も含め、バイデン政権は首相を非常に歓迎し厚遇いただいた」 防衛費倍増のお土産をたずさえ、意気揚々とワシントンを訪れた岸田首相。同 行した木原誠二官房副長官は記者団にそう語った。 バイデン大統領がわざわざホワイトウスの南正面玄関まで他国の首脳を出迎え てくれるというのは「極めてまれだ」と木原氏は言う。バイデン氏は岸田氏の 肩に手をまわし、にこやかな笑顔を浮かべてローズガーデン沿いの廊下を歩い た。 日本国内では、やることなすこと批判され、ついには無策だ、無能だとレッテ ルをはられるにいたった岸田首相だが、バイデン大統領と握手するその顔はい かにも晴れがましい。 5月19日から21日まで広島で開かれる「G7サミット」の議長をつとめるための プロローグとして、フランス、イタリア、英国、カナダと続いた花道から本舞 台のワシントンにやってきたのだ。 内閣支持率の下落に悩みながらも長期政権を貪欲に狙う岸田首相にとって、来 年秋の自民党総裁選は最大の関門である。その意味で間違いなく、これからG7 サミットまでの約5か月が岸田政権の正念場となる。 通常国会を無難にこなし、サミットを成功させて、内閣支持率が上向きになっ

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