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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2023年1月21日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ダボス会議というものをご存じだろうか? 日本人が知っていそうで知らない、一番の言葉だ。残念ながら、日本のマスコミも全く報道しない。 ダボス会議の正式名称は、「世界経済フォーラム」。通称がダボス会議だ。世界の政治や経済のリーダー、有識者はスイスのアルプス高地であるダボスという街に一堂に集まり、その時々の経済・政治課題について話し合う。今年は1月16日~20日に開催されている。 ダボス会議と比べると、G7 サミットなど所詮は”カス”の集まり。そしてそれをあり上がる日本人も、残念ながらカスだ。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ”ガラパゴス”国家の象徴 「駅伝」 その弊害 主催がマスゴミなので報道せず 代わりに教えよう --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  お正月の風物詩といえば駅伝。毎年1月1日の元日には、ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走)が、そして2日と3日には箱根駅伝は開催される。  しかしながら、“世界に誇る“ガラパゴス国家の日本でだけ、駅伝が開催されているのはなぜか。  駅伝という陸上競技は日本にしか存在しない。では、なぜ日本人はこんなに駅伝に熱狂するのか。生島淳氏は、スポーツ全般として個人競技よりも団体競技を好む日本人の国民性のためであると指摘する(1)。  アメリカやイギリスなど陸上の強豪国や競技人気が高い国で、そもそも陸上が“団体競技“として見なされることはない。陸上=個人競技であり、 「選手が自分の体、能力ひとつで勝負するところに魅力的」(2) と考えられている。  ただ、話は結構、単純だ。なぜ、これほど日本人は駅伝が好きなのか、それは日本中のあらゆる駅伝はメディアが主催する「メディアイベント」であり、結果、その不都合を伝えるマスコミも皆無であること。  そのため、日本人は“駅伝教“を信仰するようになった。 目次 ・駅伝の歴史 なぜこれほど注目を集めるのか “神事“としてのスポーツ ・日本の陸上選手がマラソンで勝てない理由 ・箱根駅伝の出場チームの選手20%が疲労骨折を経験 スタッフはオムツ着用 主な駅伝の主催、共催、後援に名を連ねるマスコミ各社 1月 ・全日本実業団対抗駅伝(毎日新聞・TBS共催) ・箱根駅伝(読売新聞社共催、報知新聞社・日本テレビ放送網後援) ・全国都道府県対抗女子駅伝(京都新聞社主催、NHK共催) ・全国都道府県対抗男子駅伝(京都新聞社主催、NHK共催) 2月 ・全日本大学女子選抜駅伝(テレビ東京主催、日本経済新聞社ほか後援) 10月 ・出雲全日本大学駅伝(フジテレビ・産経新聞社・サンケイスポーツ・ニッポン放送後援) 11月 ・全日本大学駅伝対校選手権(朝日新聞社・テレビ朝日・名古屋テレビ放送主催、日刊スポーツ後援) ・全日本大学女子駅伝(読売新聞社主催、日本テレビ放送網・報知新聞社後援)

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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