大きな流れから今の流れを読む

大きな流れから今の流れを読む おはようございます といっても、これは1/21の夜中に書いているのですけど(笑)。スーパーで馴染みのねぇーちゃん(店員)にきょうもかわぅいねぇ～とオリラジの藤森張りのチャラ男で言っていると隣の男の店員が不満そうにこちらを見る。仕方がないので「いつもありがとう」とフェイク笑顔で言ってやり、その上にきょうもかっこぉいいねぇ～、と言ってあげると満面の笑み。根本的にはおねぇーちゃんが好きだけど、人が気分よくなるならオヤジでもジジィでもご機嫌にさせる角野(笑)。周囲は単なるドスケベ、ヘンタイ野郎(笑)、と言います。ま、いいじゃん、言って減るようなもんじゃないし(笑)。 ■季節性を考える どうも今のマーケットは円高派も円安派も喧々諤々の議論をし、そして株高、株安派もそれぞれの意見を戦わせているような気がします。 ただ、それが長期的な視点なのか、それとも短期的な視点で言っているのか、きちんと整理をしないと、単なる水かけ論になってしまうだけの話です。ほとんどの人がその点を意識しないで、議論をしているように感じます。 黒田さんの任期についてもいろいろと意見があると思いますが、黒田さんの一番の問題は、黒田さんの言葉を誰が信用するのか、の問題です。マイナス金利の際には、マイナス金利にはしないと散々に言い、今回の12月の決定会合も、変更はない、と言っていたか否か記憶にはありませんが、ないもの、というようなセンチメントの中、サプライズの変更。このサプライズばかりやっている印象の中で、万が一、その可能性 は低いと思いますが、続投であれば、黒田さんの話など誰が聞くのでしょうか？　ということです。要するに岸田さんは、リフレをやりたいけど、国民というよりも金融界では金融緩和を見直すべき、と言っている最中、また緩和継続と言い続ける根性のある人、いるのかな、というのが私の本音です。猛批判を覚悟の上に官邸とアコードしていかなければいけないのだろうね、と思います。 その点、黒田さんはあの猛批判の中、飄々と冷静に行える人は、ほかに見当たらないような気もします。でも、いつサプライズで騙されるかわからない、というのがほとんどの人の脳裏に焼き付いていると思います。再任は年齢を考えればありえないし、日銀総裁の任期というのは２期10年と規定されていない、ような気もしますが。 長期的な観点でみれば、黒田さんは安倍内閣の金融面の実務を担い、その経験があり、アジア開銀のトップでもあったのですから適任でしょう。短期的にみれば、金融緩和を黒田体制で続けるということには批判が多いでしょう。短期的な視野、そして長期的な視野では一長一短だと思います。しかし、黒田さんは前回の再任された際、政策会合後の会見で次期もやる気があるのか、と記者から問われると、満面の笑みを浮か べてそれは総理がお決めになることだからわからない、と言っていました。今回も、新総裁に僭越、とワケが判らない答えに終始し、その顔は少し笑みが漏れているのに、私は非常に違和感を覚えます。そもそも新総裁に僭越だ、というのはどういう意味なのか、と思いますし、僭越という割には共通担保オペの期限を１年から10年に拡大、これこそ僭越のような気もしますけどね(笑)。