元外資系レジェンズ『Team xoxo』あなたに寄り添う投資情報
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人の心と株価の動きは分からない。そんなマーケットの動きですね。金曜日米国市場が急騰して日経先物が連れ高している理由は一体何だろう、売りが行き過ぎてそのショートカバー?それより謎なのが暗号資産価格の急激なリバウンド。周りの状況は以前と全く違いますが完全なるリスクオン状態です。先週は日銀の金融政策現状維持のニュースが日本市場発で為替中心にボラを出しましたが、投資家が上昇理由を探している時ほど株価は上昇することは歴史的に見て何度もありました。久しぶりにアップサイドリスクに注意しないといけないかもしれませんね。それでは今週の週刊xoxoスタートです。
xoxo
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今回のテーマ
1.JPX・東証の本当の狙いは何だ?再現性のある指標を見つけて利益を積み重ねよう 第2回
2.高利回りグロース株の待ち伏せ戦略 特陶、新日電工、山一電、SUMCO、CKD、アマダなど
3.2月FOMCでの利上げは0.25%で決まり!? 目線は企業業績へ
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1.JPX・東証の本当の狙いは何だ?再現性のある指標を見つけて利益を積み重ねよう 第2回
米国経済は景気後退局面に入るのか?
日銀はYCCをさらに拡大しもしくは将来の撤廃に向けて動くのか?
投資家の間で米国経済指標と日銀政策決定会合の結果への注目度はかつてないほどに高くなっています。
読売新聞が日銀の政策変更をすっぱ抜いただとか
ヘッジファンド vs 日銀 だとか
かなり議論が盛り上がったところで先週水曜日18日の昼に現状維持の決定のヘッドライン
これまで金融緩和策の終了が近いことを材料に買われていたメガバンク株が軒並み後場の寄り付きで売り込まれることになりました。
しかしながら今回は現状維持だったものの近いうちに政策変更はあるだろうとの見方で押し目を待っていた投資家からの一気の買いで8306三菱UFJ等が軒並み買い物に!
売りと買いが交錯し大商いとなったのです。
問題はこのMUFG株、連日1億株以上の商いを集めさらにティックサイズが0.1円という細かさ。
最早人間の手で取引することは出来ず個人投資家は指値及び成り行き注文で対処することしかできませんでした。
特に18日13:30から14時過ぎまでの一方方向への上昇。
これはまさにアルゴのなせる業、アルゴパラダイス状態だったと言っても過言ではないです。
ここからは僕の妄想です。
日銀の決定を受けて同社株に投げ売りと押し目買いが後場寄りから交錯。
投資家は通常ロスカットは速くが基本ですからこの流動性の高い銘柄は寄り付きで売りに行ったことでしょう。
一方それとは別に買い注文に関しては後場寄り基準で出来る限り安く早く買いたいという戦略が選ばれたはずです。通常こんな相場展開の時は出来高追随型アルゴ、例えばVOLUME IN LINE戦略が最も適していると思います。
一旦この買いが一巡して株価は下落に転じたもののVWAP近辺まで一気に売られたことを受けてこの水準を意識することが確認。下げ止まると再度出来高追随型アルゴ中心にHFT MM戦略などが複数の戦略がきれいにマーケットを押し上げていくことになるのです。
そんな妄想ができるなんてワクワクしてきませんか?
マクロ主導なマーケットだとこのように時として大型株が小型株のように動き、個人投資家だけでなく機関投資家が最先端のテクノロジーを駆使して取引する様が見られることは非常に貴重な経験だと思います。
■東証のティックサイズ縮小計画
一方で17日にはこんな日経新聞の記事が一部で話題になりました。
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