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【Vol.338】「北カリフォルニア紀行(1)」

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明
Vol. 338 1/24/2023 「北カリフォルニア紀行(1)」 いきなりですが。 Bigfoot(ビッグフット)、をご存知でしょうか。“サスカッチ”、とか“イエティ”とも呼ばれます。日本だといちばん近いのは「雪男」かもしれません。学術的な呼び方は知りません。専門家には“ビッグフット”と“雪男”はまったく違う個体だ!と指摘されるかもしれません。要は、未確認動物、“UMA(ウーマ)”ってやつです。未確認なので、学術的正式名称なんてあってないようなモノ。世界中で目撃例のあるアメリカ合衆国の民間伝承生物です。 ウィキペディアで調べると「身長は2m、体重は200〜350kg。二足歩行し、歩幅は1〜1.5m。足跡は大きなもので約47cm。筋骨隆々で、全身に褐色または灰色の毛が密生している。 顔には毛が生えておらず、鼻が低く、目が落ち窪んでいる。強烈な体臭を放つとされる」のだとか。バケモンやないか。 で、そのビッグフットの姿を収めた映像でも最も有名なのが「パターソン・ギムリン・フィルム」。1967年、僕が生まれる6年前、“元カウボーイのロジャー・パターソンと友人のロバート・ギムリンの二人がカリフォルニア州・ブラフ・クリークでサスカッチの探索中に山中で雌のサスカッチに遭遇し「歩きながら、カメラに向かって振り向くビッグフット」の姿をカラーの8mmフィルムで撮影した。”になります。(Wikipedia参照) 当時、世界的ブームになり、そして、僕世代もしくは僕世代以上の方は子供時代にテレビの地上波で一度は見た事があるのではないでしょうか。未見の方はYouTubeなりで検索してください。100%アップされてます。 いきなり、なぜこんな話をしたかというと、、、好きだから(笑) UMAの中の、特にネッシーとビッグフットの2つが。ごく普通の一般小学生同様、僕も当時ハマりました。ただ、普通なら12歳くらいで卒業するところ、来年50に届く今も、暇さえあれば、この2つの伝説関連本を読んだり、YouTubeを見たりしているだけです。知性と教養のなさをカミングアウトしているようで恥ずかしいのですが、だからといって、決して雑誌「ムー」を定期購読しているようなガチ陰謀論 者ではありません。「ムー」は読んだこともない。UMAは99%信じてない。ネッシーに至っては、100%信じていない。水質からして水中大型両生類が生存できる可能性はほぼほぼゼロであるらしく、賭けてもいいけど、存在はしない。テレビの中の「UMAは存在する!」と大真面目に主張する肯定派を、子供心に「ヤバい大人もいるもんなんなんだなぁ」と割と冷静には見ていました。 つまり「いる」「いない」はどうでもいい。いや、いないとどこかで思っています。それよりも、なぜ、そのコミュニティーの人々が、それらUMAという幻想を作り出し、その後、数十年に及び、廃れず、伝承させていったか、されていったのか、、、というところにロマンを感じるだけです。UFO然り、目撃談を聞くと、UMAそのものではなく、その地域の住民と歴史的背景が垣間見え、抜群に面白い。

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  • 全米発刊の邦字新聞「WEEKLY Biz」の発行人、高橋克明です。新聞紙面上や、「アメリカ部門」「マスコミ部門」でランキング1位になったブログでは伝えきれないニューヨークの最新事情、ハリウッドスターとのインタビューの裏側など、“ イマ”のアメリカをお伝えします。
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