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【Vol.341】「北カリフォルニア紀行(4)」

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明
Vol. 341 2/14/2023 「北カリフォルニア紀行(4)」 先週からの続き。。 今回の旅の最終目的地、ナパ・カウンティーに到着したのはコッポラのワイナリーを出発して1時間ほどでした。時刻は午後3時を少し回っていました。 ナパ・カウンティー。もしくはナパ・バレーという言葉をいままで幾度となく聞かされてきました。北米生活23年目になりますが、実際に来たことは今回が初めて。無名ではないけれど、そこまで有名ではないナパという地名をなぜ、幾度となく聞かされてきたのか。理由は簡単、うちの奥様が学生時代にここで青春時代を過ごしたから。今から30年前、最初の留学先が、ここナパでした。 ニューヨークに住む日本人と話すと「最初はどこから?」という話題になります。友人であれ、うちの社員であれ、インターンであれ、まずは留学生としてこの国に来ているパターンがほとんどです。ニューヨーク市の大学は学費も異常に高く、留学先として現実的ではない。まして日本人留学生にとって大きなネックである「言語」、つまり英語を習得するのに、ニューヨークほど不利な街はない。英語が話せなくても生活できるからだ。実際、英語苦手な僕も20年以上暮らしていけている。留学先にニューヨークを選ぶのは、余程の特別な理由がない限り、あまり良い選択肢とは思えない。まずは田舎で英語必須な町で、かつ生活費や学費が安いところを選ぶのが通例となっています。うちの会社に来るインターンくんたちもほとんど90%がアメリカのどこかの田舎町から履歴書を送ってきた経緯がある。なので、親しくなる前の挨拶として「最初はどこから?」という話題になるというわけです。 いきなり英語も話せず、ビザもなく、お金もほとんど持ってない状態でニューヨークに来た僕は、あまりにも稀な例。今振り返ると、無謀もいいとこだ。

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  • 全米発刊の邦字新聞「WEEKLY Biz」の発行人、高橋克明です。新聞紙面上や、「アメリカ部門」「マスコミ部門」でランキング1位になったブログでは伝えきれないニューヨークの最新事情、ハリウッドスターとのインタビューの裏側など、“ イマ”のアメリカをお伝えします。
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