「邪道か王道か」
フィットネスのインストラクターをやっているのだが、去年の年末から今月にかけて、
クライアントさんは、全員{太ってしまった}と嘆く。
せっかく落した体重が、リバウンドした・・・その原因は本人もよくわかっているだろうから、
まあ、責めはしないけど{自業自得}と突き放すようにしている。
結局、「なりたい自分」という目標より、「食べたい欲求」が勝ってしまうのは、
私も同じで人に説教を垂れるほどの人格は持ち合わせていないからだ。
体つくりを積極的にやりたい人なんて、アスリートやそれでお金を得ている人ではない限り、
そうそう「自分を戒めたい」と思う人はいないわけで、自分で自分を動かせないからこそ、
私の元にやってきて、「やれ!」と言われることを期待しているのだ。
かつての私がそうだった。
見た目がどうこうより、体重が増えたことで膝が痛むようになり、犬の散歩ですら膝にサポーターを巻いていた時期があった。
オーバーウエイトと医者に注意されるほど太ってはいなかったが、何かと不調だった。
だるい、関節が痛む、やる気がでない・・・・のスパイラル。
そのときに、今は亡くなってしまったがパーソナルトレーナーさんの元で、2か月、週3回の筋トレを続けた。
自分の性格はよくわかっている。絶対にさぼる!
だからこそ、前金で全額支払って、返金不可という契約の元、イヤイヤながらも頑張った。
逃げたがる自分に「(懐の)痛みをともなう」モチベーションを持たせるために・・・。
たったの2か月がどれほど長く感じたか・・・。
トレーナーさんからは、「砂糖を抜け」と言われ、「お菓子を諦めろ」と言われ、油の無い「鳥の胸肉」を主食に、
「ブロッコリー」をかかさず食べるという、つまらない習慣を強いられた。
砂糖の代わりに血糖値の上がらない「スティービア」や「ラカント」、麺の代わりに「しらたき」、
アイスクリームの代わりに「プロテインアイス」(プロティンシェイクを凍らせたようなもの)、
お腹が減ったら「きゅうり」を食えという過酷なものだった。
ところが私は、一切、言うことを聞いていない。(笑)
高価なプロテインアイスを食べてみると、激マズ。そのままゴミ箱に投げ入れるほど、腹がたった。
それほど、マズい!
「生のブロッコリー」も推奨されたが、アメリカ人じゃあるまいしあんなに苦い野菜は食えない。
「しらたき」でスパゲッティー・・・美味しいよ!と勧められたが、私の脳が騙されるわけはなく、
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)