美しきオーガズムの秘密１５世界初のバイブレーター誕生秘話／１９世紀英国で流行の大胆なヒステリー治療法

・‥…━☆・‥…━━☆・‥…━━━☆ 真実の性の語り部・夏目祭子の 『世界一わかりやすい*幸せな性*の授業』 Vol.46　2022/1/23　 ・‥…━☆・‥…━━☆・‥…━━☆☆☆ ☆★まぐまぐ大賞2022★☆ メディア部門賞・第１位受賞しました☆彡 ご愛読、応援ありがとうございました！ 　↓↓↓ https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=bythem&aid=51 。°+°。°+　°。°。°+°。 こんばんは。 真実の性の語り部こと夏目祭子です。 毎月２回、週の初めの月曜日に、あなたの【活力の源】となるような《幸せな性》のお話を、たっぷりお届けします。 ＊ … *目　次* …＊ … * … ＊ … * １）『甘い蜜のような恋愛の法則』 【美しいオーガズムの秘密（１５） 世界初のバイブレーター誕生秘話】 ★古代ギリシャから医師の手を焼かせた 　「ヒステリー」は○○の病気！ ★１９世紀イギリスで流行した 大胆なヒステリー治療法がスゴイ！ ★オーガズムは女性をゴキゲンにする ★婦人科医師たちが○○○でダウン ★医師を救った「ヒステリー治療機器」の大発明とは？ ★「医療機器」から「美容・健康グッズ」へ進化したバイブレーター ★ヒステリーは「病気」じゃなかった！？ ＊ご質問・お悩み募集要項＊ * …＊ … * … ＊ … * …＊ … * ◎●共感の声が続々届いています！●◎ 不倫バッシングが過熱する世の中に　 一石を投じた問題提起作！ 　　↓↓↓ *☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆ 『私が「不倫」という言葉が嫌いなワケ』 *☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆ 　＊前篇＊ ★【不倫】という言葉のうさん臭さ ★「不義密通」「姦通罪」の時代の倫理観とは？ ★自由意思と貞操義務のグレーゾーン ★「婚外＝悪」「結婚＝正」とは限らない 　＊後篇＊ ★不倫スキャンダルの転機は2011年から ★婚外の関係に求められる覚悟とは？ ▼今月からご購読の方も、全篇を２～３月のバックナンバーからお読み頂けます。 https://www.mag2.com/archives/0001694031/ +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+ ♪今日は≪Ｂ面≫をお届けします。 （※話の流れによって、 ≪Ａ面≫≪Ｂ面≫の順番は前後することがあります。） *☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆ 『甘い蜜のような恋愛の法則』 【美しいオーガズムの秘密（１５） 世界初のバイブレーター誕生秘話】 *☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆ ★古代ギリシャから医師の手を焼かせた 　「ヒステリー」は○○の病気！ 　昭和の時代に　「女のヒステリー」という言葉がよく使われていたのを覚えていますか？ 　女性に対する差別的なニュアンスが漂うため、 今ではあまり使われなくなりましたね。 　ヒステリーの典型的なイメージとして、 「キーーッ！」と怒りっぽくなって、かんしゃくを起こす姿を思い描く人が多いと思いますが、 逆に悲観的になって泣き出したり、心配性になるなど情緒不安定な状態や、 興奮して体が硬直したり、けいれんするなど、 精神的にも身体的にも様々な表れ方をします。 　実は、そうした女性特有の心身が不安定になる症状がまとめて 「ヒステリー」と名づけられたのは、 歴史を２千年も遡る、古代ギリシャ文明でのこと。 　しかも、それは「子宮の病気」という意味でした。 　西洋医学の祖として名高いヒポクラテスは、 女性の性欲が満たされないと、子宮が乾燥し、やがて「窒息」することになる。 それこそがヒステリーの原因だと結論づけたのです。 　そこで、その予防のためには、結婚して「子宮を潤すこと」、もしくは妊娠すればよいという説を唱えていたのです。 　私はこれを知って、大いに腑に落ちました。 というのは、ちょうど古代ギリシャ文明の時代から、 男性優位で戦争の多い世界に切り替わったというタイミングと一致するからです。 女性が社会的に抑圧され始め、 本当の意味で満たし合える対等な性生活が 少なくなっていったのではないかと考えられるのです。 ★１９世紀イギリスで流行した 大胆なヒステリー治療法がスゴイ！ 　さて、同じヨーロッパでも時代は一気に下って、 １９世紀のイギリスでのお話です。 　当時のイギリスは、ヴィクトリア女王が君臨し、上品で保守的な道徳観が求められた 「禁欲的な時代」として知られています。 　こんな時代ですから、女性の「性的な不満」はつのり、 ヒステリー症状も多かったことでしょう。 　その時代の終わり近い1890年代には、 ご婦人たちが訴える「ヒステリー」症状に対して、 婦人科病院で“ある有効な治療法”が行われていました。