久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.119 2023/01/24発行
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5.大人の放課後相談室
Q 家だと勉強がはかどらなくて困ってます
私は昔から家ではだらけてしまいます。特に睡眠の誘惑にかられやすく、机に座るとすぐに眠くなります。学生の頃の試験勉強は図書館や自習室を使ってましたし、社会人になってから持ち帰り仕事があるともっぱらカフェを使ってました。
ただ、結婚して、子供が生まれてからは、妻の目があり、気軽に外に出られなくなりました。家かつ、子供が寝静まった夜にやるしかないのですが、家だとだらける性分なため、はかどりません。
現在、ある資格試験を受けているため、勉強をしないといけないのですが、もう何日も「明日から頑張る」状態が続いていて気ばかりが焦っています。
家で、ダラダラせずに、仕事や勉強を頑張れる方法はないでしょうか?
埼玉県/33歳/男性
A 毎日小分けの締切とノルマ。夕食抜きで、好きな音楽を聴きながらノリノリでやりとげ、できたら小さなごほうび。
おお、私と性分と境遇が似ていますね。私は幼い頃「ものぐさ信ちゃん」と言われるぐらい、もともとグータラな性分です。そして、メルマガ・コラム・本などの執筆や、講演用の資料作成は、ほとんど自宅での作業なのです。(この回答も、ただいま自宅でがんばって書いています。)
ものぐさな性分なのに、社長兼雑用係の中小企業経営者だったので時間がありません。さらに追い打ちをかけるように執筆や講演依頼が舞い込むようになりました。そのため、ここ30年近く自転車操業、それも自宅での仕事が続いているのです。(涙)
1 毎日小分けにして締切を作る
なぜ、それができるようになったかと言えば、話は簡単。頼まれ仕事には、それぞれ締切があったからです。ものぐさなので、締切が無ければ何もできない困った性分なのです。
その中で、ご相談内容=資格取得の勉強に一番近い仕事は、意外に思われるかもしれませんが、単行本の執筆かもしれません。コラムなどは、締切があっても、何日か前でなんとかなります。しかし、単行本となると、数日間のやっつけ仕事というわけにはいかず、3か月から半年かけた大仕事になります。最終的な締切はあるのですが、やり方は全部任されているわけです。
そこで、私が最初にやる作業は単純で当たり前のことです。
1 まずは、本の章立て、つまり目次を作ります
2 編集者に見せて修正をしながらOKをもらいます。
3 最終締切に間に合うよう各項目に作業日と締切を入れます
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