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2023年1月25日:現代のメディア論(2) 文章論
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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昨夕からの風は冬の嵐のように強く、窓の電柱の上部がゆらゆらと揺れるくらいでした。
朝起きると、当地には珍しい雪でした。粉雪ですが、固く冷たい。空は晴れています。気温が低いため、なかなか溶けない。
23年1月のダボス会議(ことのほか寒いスイス)を取材したジャーナリストのジリアン・テットによると、
世界のトップ経営者は、
1)米欧では、長期インフレ4%程度が親常態(ニュー・ノーマル)になったこと、
2)資産価格、債券価格の長期は楽観していることが、目立ったと言う。
FRBとECBは、インフレ率では利上げによって回帰すべき新常態を2%台としています。それより、1.5%から2%高いインフレ予想です(長期期待インフレ率)。
一方で、金利が上がると、価格が下がる資産価格(株価と不動産)、そして債券価格(国債と社債の価格)には楽観的だというのは、4%の長期物価予想と、矛盾しています。
FRBとECBの利上げが2023年の半ばで止まり、2023年末に向かっては、金利が下がっていくという見通しでしょう。
複雑系の経済では、過去のデータは、確定しています。しかし未来の予想値(=期待値)は、標準偏差(過去のデータの変動幅)より大きくバラつきます。
年初に行われる、年末のGDP予想、株価予想、物価予想、金利予想で、毎年、見られる「常態」が、このバラツキです。
今回は、
1)コロナ後のマネー大増刷(約1500兆円)、
2)40年ぶりのエネルギー・資源価格高騰と消費者物価の上昇、
3)ウクライナ戦争の先行きという、不確定な要素、
4)世界の政治・政策を変える米国政治での、下院民主党の多数派という、経済にとって複雑系になる要素の重なりが、歴史上では最大に大きい。
したがって長期予想(期待値)のバラツキは、大きくなります。
分析には、多数・多種の数値と文字が必要ですが、金融資産で上がっているものは、以下です(12月9日~1月24日)。
1)円/ドル 135円→130円(5円:3.7%)
2)円/ユーロ 145円→141円(4円:2.8%)
3)円長期金利 0.25%→0.41%(0.16%:64%)
4)原油 72ドル→82ドル(10ドル:14%)
5)金価格 1800ドル→1927ドル(127ドル:7.1%)
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