フル・コロナ中国の衝撃
「フル・コロナで民族大移動」
23年のブラック・スワンの1つとして紹介した中国の状況が少し変わってきました。昨年12月に国民の強い反発を受けて「ゼロコロナ」を撤回し、原則規制撤廃となったことから、感染急拡大の混乱と、北京政府の指導力低下を大きなマイナス要因と見ました。しかし、規制撤廃からわずか1か月余りの間に、中国はゼロコロナから一気に「フル・コロナ」に変貌しました。
専門家によると全国民14億人の約8割、11億人がすでに感染したと言います。そして「感染済み」がかつての「陰性証明」なみの「免罪符」になり、飲食店や公共施設にも抵抗なく利用できるようになりました。この春節には6億人が旅行し、延べ21億人が移動するといいます。これにあわせて経済活動が一気に活発化しました。
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