第247号(2023年1月27日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
はじめに:
いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
さて、今週号の内容ですが、まず【1】の
『無敵の交渉・コミュニケーション術』のコーナーでは、
今週から【参加型のコミュニケーション・リーダーシップ】についてお話しします。
多種多様な利害調整も行わなくてはならないリーダーにとって、
“好ましい”と考えられるコミュニケーションスタイルや交渉スタイルはどのようなものでしょうか?
その注目の内容は、本編をお楽しみに♪
次に国際情勢ですが、今週もいろいろなことがおきました。
ニュージーランドではアンダーン首相が支持率の著しい低下を理由に辞任し、44歳の財務大臣が新しい首相に選出されました。
アンダーン首相は、コロナ感染を抑え込むための勇断や対中国政策の明確化など多くのことを成し遂げたと思います。
アジア太平洋地域では、エネルギー安全保障の確保という観点から、インドネシアと中国の緊張が高まっています。
南シナ海周辺での天然ガス資源開発にインドネシアのジョコ大統領が本格的に乗り出すとの発表をしたことに
端を発していますが、当該海域ではフィリピン、ベトナム、そして中国も開発を進める方針で、
今、資源争いの火花が散っているようです。
このあたりは日本のタンカーなども通過することから、エネルギー資源を中東に高く依存する日本にとっては
他人事では済まない事態になるかもしれません。
注意が必要です。
ウクライナでは今年に入って政権幹部・高官の解任が相次ぐ事態になっています。
ゼレンスキー大統領曰く『欧米が気にする汚職撲滅の一環』とのことですが、内相の“事故死”もあり、
ロシアとの戦いが激しさを増す中、このような事態を足元で起こしていることに対して、いろいろと勘繰りたくなります。
そのロシア・ウクライナ戦線に対しては、欧米諸国からの同調圧力もあり、ドイツ政府がついに重い腰を上げ、
非常に高性能なレオパルト2戦車をウクライナに供与し、ポーランドのようにレオパルト2戦車を供与されている国から
“お伺い”があった場合、許可することも明言しました。
戦況を“ウクライナにとって”好転させるとの期待が高まっていますが、
実際の配備が可能になるのは日本のゴールデンウイーク頃になるようです。
そして、情報戦の一環として聞こえてくる『ロシア内政の不安定化と、ワグネルのリーダーとプーチン大統領の不仲説』なども
気になるところです。
【2.国際情勢の裏側】のコーナーでは、今回も誤解を生んだり、混乱させてしまったりするかもしれませんが、
【プーチン大統領は失敗したのか?】と題して、地政学的な観点も踏まえてお話いたします。
今回のメルマガも長くなりましたが、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
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