※今週は第5月曜日のため定期便はお休みですが、号外で究極のスピリチュアルをお楽しみください。(最初から読みたい方は、バックナンバーをご購入くださいね)
【再会】
「お久しぶりです」
久しぶりにたんぽぽおじさんの家を訪ねたときのことです。
「おぉいい所に来たね、もう地球が5次元になったよ、よかったねぇ」
久しぶりに会ったのに、いきなり凄いことを言い出しました。
でも、それがとても嬉しそうだったので
「そうなんですか?やった〜」
思わず喜んでしまいました。
しかし、そんな事を言われても、さっぱり意味が分からりませんでしたが、たんぽぽおじさんが喜んでいるから一緒に喜んだのでした。
「これで5人揃ったから、お前も一緒に始めよう」
と手を出してきたので
「あ、はい、よろしくお願いします」
何だか知らずに喜んで手を握っていました。
トイレ掃除でも何でもするつもりだったので、何をやるかはどうでもよくて、一緒にできることが嬉しかったのです。
たんぽぽおじさんは昔から5人にこだわりがあって、5人でやると何でも掴めると言っていました。
手も5本の指でちょうど良いのです。
そして、4つの指と反対方向を向いている親指があるから物を掴むことができる。
5人の中で誰がこの親指の役割りになるのかは、その状況によって変わってくるとの事でした。
だから、みんなが同じ考えで同じ方向を向いている必要はないのです。
そんな話をしていたのを思い出し、何かを掴むために始めるんだと思いました。
「ところで、何をするんですか?」
「山の上でな、大きな津波がきても地震や台風が来てもびくともしない畑の研究をするんだよ」
そういう目は、とても80歳には見えない希望に輝いた目をしていました。
「これからは食料問題が重要になるんだよ、年々畑をやる若者が減っているのは、農業が儲からないからだろ?だったら儲かる農業を研究して教えればいいんだよ、それができるのは俺しかいないだろ」
昔から、この世の中で一番の問題は食料問題だとたんぽぽおじさんは言っていたので、いよいよ本格的に動く時期がきたんだと肌で感じました。
「今は何の仕事してるの?」
「はい、移動販売車でコーヒー屋をやっています」
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