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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4518号 令和5年1月27日(金)発行
発行部数 11,480 部
【並の武士は、自己の身を修めることを根本とせよ】
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【並の武士は、自己の身を修めることを根本とせよ】
第三十二、第三十三の二章を熟読すれば、
平士の心得は会得できます。
思うに、
農夫は田畑を耕し、
工人は家屋や道具を作り、
商人は物品の有無を交易するというように、
それぞれのものがそれぞれの仕事を持っていて、
それによって国を益しています。
同様に、武士の藩侯に仕えているものは、
家老には家老の仕事があり、
奉行には奉行の仕事があり、
番頭には番頭の仕事があり、
物頭には物頭の仕事があるし、
また治民の仕事に任ずるものもあり、
理財の仕事に任ずるものもあって、
それぞれ任務を持っています。
しかるに平士にあっては、
まだこれといって定まった任務もなく、
また農・工・商のする仕事に当たるものでもなく、
まるでただ食いしているように見えますが、
それはまったくちがうのです。
彼らの道は、
仁を身の置きどころとし、
義を行いの基準とし、
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