後がなくなった日本経済
この30年間、一人当たり賃金が全く増えない「異常な国日本」が注目され、さすがに財界も30年ぶりの賃上げに動き始めました。この賃金の異常な停滞だけでなく、この間の日本経済の地盤沈下も著しく、GDP世界3位の地位もドイツに脅かされ、1人当たりGDPは2021年で27位まで下げましたが、昨年はさらにイタリア、韓国にも抜かれた可能性があります。
円安でぬるま湯につかっていた日本経済は、この10年の落ち込みが顕著です。IMF(国際通貨基金)によれば、日本のGDPは2012年の6兆2720億ドルをピークに、その後アベノミクスの中で縮小を続け、昨年は4兆3千億ドルと、10年前の3分の2になりました。岸田政権は危機感をもってこの地盤沈下に歯止めをかけることが急務となっています。
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