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怠け者の楽園と化した『高額報酬の大都市の地方議員』と『なり手のいない過疎地の地方議員』の闇をえぐる!

神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!
しかし、実際に議会が開かれるのは、都道府県議会で 90日 程度、市区議会で 80日 程度、過疎地の町村議会では、たったの 40日 程度です。他に常任委員会や特別委員会があっても、1回か2回出席で終わります。 それに、こうした議会は、1日仕事ではなく、 大抵1時間程度 で終わります。それなのに報酬とは別途に、費用弁償で日当が出る議会さえあります。 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる 第31回 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ みなさま、こんにちは! 「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。 今回は、「怠け者の楽園と化した『高額報酬の大都市の地方議員』と『なり手のいない過疎地の地方議員』の闇をえぐる!」というテーマで、地方議員の由々しき問題を考えていきます。 -------------------------------------------- 「年収2000万円超の高額報酬で怠け者の楽園」といわれる大都市の地方議員と「年収400万円でもなり手のいない弱小自治体」の地方議員――その両者にまたがる深い闇! -------------------------------------------- 自民党の国会議員のみならず、地方議会にも世襲議員はワンサカいます。むしろ地方議員のほうが多いくらいでしょう。 何でそんなことになっているかといえば、人口の多い大都市では、地方議員の待遇や収入が、非常にオイシイ蜜の味だからです。 ゆえに、当選して高待遇の内情を知ったら、是が非でも地盤を世襲させ、身内に継がせたくなります。 知らぬは「住民ばかりなり」というのが、今の大都市における地方議員の腐った実態なのです。 ところで、大都市の地方議員は「怠け者の楽園」ですが、それほどでもない待遇の過疎地の地方議員もいます。 そんな過疎地の地方議員は「なり手不足」が深刻といいます。 なぜでしょうか。 大都市の地方議員の年間収入(歳費・期末手当・政務活動費)は都道府県議で2000万円超、市や区の議員では1000万円超ですが、過疎地の地方議員は、政務活動費がなく、歳費と期末手当だけで、年収400万円(月額25万円)ぐらいと少ないから――なのだそうです。 しかし、こんな過疎地の地方議員でさえ、実は高収入です。 時給換算すれば、どれだけオイシイ仕事かという話を、はじめに紹介しておきましょう。 「なり手がいない」といわれる過疎地の地方議会議員ですが、年収400万円で、年間多くてもたったの40日程度の定例会への出席が公務となっているだけです。 しかも、それさえ正当な理由で欠席できます。 そして、出席が必須となる定例会のうちの本会議(定数の半数以上の議員の出席がないと開かれない)は、年間わずか10日あまりにすぎません。 しかも、これらの、ほとんどの定例会の所要は1時間足らずで終わっているのです。 たったこれだけの仕事なのに、なんで「なり手がいない」のでしょうか。 時給換算すれば、公務とされる部分だけでもベラボーに高収入ではありませんか。 なぜ、こんな過疎地におけるオイシイ待遇なのに議員のなり手がいないのでしょうか。 たぶん、議員の仕事は、面倒くさいとか、仕事が大変だ――などと住民に誤解されているのでは?――といった疑問さえ浮かんでしまうのです。実情はどうなのでしょうか。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 次回は、 「なぜ人は騙されるのか? 占い・予言・スピリチュアル・宗教・悪徳商法などの洗脳テクニックの闇をえぐる!」 というテーマで深掘りしていきます。

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  • 1990年のバブル崩壊から続く「失われた30年」を経て、ニッポン国の衰退ぶりは鮮明です。デフレ下でGDPは伸びず、賃金は上がらず、少子高齢化で人口は減り、貧富の格差も広がりました。 いったいどうしてこんなことになったのでしょう。政治、経済、社会、マネーや投資に瑕疵があったのは否めません。本メルマガは、そうした諸分野に潜む「闇」を炙り出しグイグイえぐっていこうとするものです。
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