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戦後日本人の激烈なる対米コンプレックスと六〇年安保~西部邁著『センチメンタルジャーニー』の『森田実評』を読み解く(前半)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
2018年1月21日に自裁した西部邁先生―――その西部先生を、先生の7つ上の東大、そして全学連、ならびにブント(共産主義者同盟)の先輩・森田実氏と共に回顧する書籍を今、共同執筆している旨は、何度かご紹介しましたが、その作業もいよいよ終盤となって参りました。この週末、当方が執筆したのが、西部先生が1986年に出版した、「六〇年安保 センチメンタルジャーニー」なる書籍の第五章、『善良な策略家――森田実』の解説。 西部先生を回顧する書籍を書く〝森田実〟という人物は一体如何なる人物であったのか、それを伝えるのに何よりも適切な原稿こそ、この『善良な策略家――森田実』であると考えたからです。そしてそれと共に、東大の学生時代、学生運動時代の西部先生を回顧する上で、そして、晩年の西部先生の言論活動の現繊維、一体どういう思いがあったのかを確認する上で、またとない資料であると考えたからです。 それではこの週末に当方が書いた、西部先生の森田実評についての解説の一部をご紹介したいと思います。 …… 【戦後日本人の激烈なる対米コンプレックスと六〇年安保】

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