拾われし者|No.145|原田寛|芦原英幸と直弟子たち
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メールマガジン『拾われし者』 No.145
「因果応報(後編)」
今まで築いてきた事が、一気に崩れていく瞬間。
瞬く間に、信用・信頼の石垣が一瞬にしてもろくも崩れ、奈落の底へと叩き落とされていった。
保護者の少数グループに足元をすくわれた形だった。
いわゆる私は、松山市からの団体交付金を不正に受給し、横領したという糾弾の形だった。
あの支部長から依頼を受け、空手を辞めたいと言っていた女子生徒に手紙を贈り、全国大会まで駆け上がり育つも、その保護者が恨みの権化と化し、少数の保護者と中心となり動いていた。
会館内による物品販売でビジネストラブルとなり、保護者の中で仲間外れみたいな形となり、様々な思惑の中、私自身トップとして、その恨みを一手に受け止める事となった。
さらに、事件を起こして逮捕され新聞沙汰となり、無期禁足処分になっていた黒帯を元に戻したい者。
仲間になっていたこのグループが考え付いた行動が、私のスキャンダルを見つけ、徹底的に追及し追い落とす考えが基での行動だった。
又、同じく支部長メンバーからも、保護者の流れに同調するかの様に、出稽古と称し本部に会員を引き抜かれた、と恨みに捉えている支部長。
「週一回の支部の稽古では強くなる事が出来ない。」
と、選手と保護者の不満解消の為、出稽古という形で受け入れ、一生懸命に取り組んできた事が「引き抜かれた」という全て裏返しに受け取られ、因果応報として返ってきたのだった。
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