今週は、アメリカ株式市場では重要なイベントが目白押しです。
・1月31日にはアメリカの雇用コスト指数が発表になります。
・1月31日~2月1日にはFOMCが開催されます。
・2月3日にはアメリカの雇用統計が発表になります。
今のアメリカでは、高インフレが過去のものになりつつある中、
目下の経済学者や市場関係者の関心は賃金上昇率に移っています。
高インフレが急速に収束してきていることが確認されているので、
マクロ的には残る問題は「賃金上昇率」なのです。
日本時間で今夜、アメリカでは31日の朝に、雇用コスト指数
が発表になります。
ローレンスサマーズ氏もポールクルーグマンも、多くの経済学者
やエコノミストはこの「雇用コスト統計」の発表を固唾をのんで、
ワクワクしながら待っています。
日本時間で今夜、1月31日発表の「雇用コスト指数」が市場予
想の「前期比1.2%増し」よりもサプライズ的に低ければ、もし
かするとひょっとすると、サプライズ的に2月1日の記者会見で
パウエル議長は「2月のピボット(打ち止め)」を示唆するかもし
れません。
サプライズ的ではないにしろ、日本時間で今夜発表の「雇用コス
ト指数」が、市場予想よりも低いならば、2月1日の記者会見で議
長はハト派的になり、「3月FOMCのピボット」を示唆するかも
しれません。
1月31日において賃金上昇率がスローダウンしていることが確
認され「ない」ならば、2月1日のパウエル議長の記者会見はハト
派的な発言は控えるものの、さりとてタカ派的な発言も行わない
でしょう。
この日の議長は、記者会見で「アメリカ経済ソフトランディング
への野心を隠そうとしない」ものの、アメリカ経済の先行きは依
然極めて不透明」との発言を強調することでしょう。
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