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戦後日本人の激烈なる対米コンプレックスと六〇年安保~西部邁著『センチメンタルジャーニー』森田実評を読み解く(後半)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
 5年前の1月21日に自裁した西部邁先生。その西部先生を、先生の東大、そして学生運動の先輩である森田実先生と共に回顧する書籍の一部を、昨日ご紹介差し上げましたが、本日はその後半をご紹介します。  この後半部分は短い文章ですが、西部邁という人物が一体どういう人物であったのか、何を最も大切にしていたのかがクッキリと浮き上がる部分ですので、改めて下記にご紹介いたします。  下記文章は、西部先生が森田実先生を〝批判〟する文書です。その前に、西部先生は森田実という人物が如何に善良な人物であるか、そしてその策略は、凄まじい冷徹な論理と理性と認識に基づく、何者にも真似できぬ途轍もない水準に達している、という点を改めて論じた上での「苦言」となっています。  是非、西部先生は、森田氏の何を批判し、苦言を呈したのか……そこに、西部氏の素晴らしさと限界の双方が見て取れるように、当方の目にはうつりました。是非、ご一読ください。

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