■続・中露同時崩壊~週刊アカシックレコード230131■
人口論はマイナーな学問であるため、その説くところは一般常識に
なっていない。
たとえば、国民・民族などの集団Aがいくさなどで別の国民・民族
などの集団Bを大勢殺したからといって、集団Bの人口が減ることは
ない。国民・民族などの集団の人口増減を決定付ける最大の要因は
出生率と乳児死亡率であるため、国民・民族などの集団の人口を決
定的に減らす直接的な原因はしばしば感染症である。
このような知識は人口論を知る者にとっては常識だが、政治家やジャ
ーナリストや小説家や劇作家を含む一般人にとってはそうではない
ため、米国本土などで北米先住民の人口が減って彼らが米国でマイ
ノリティーになり、北海道などでアイヌの人口が減って彼らが日本
でマイノリティーになったのは「いずれもマジョリティ(米国の白
人、日本の和人など)によって(いくさなどで)殺されたからだ」な
どという憶説が世間一般で広く信じられている。もちろん、そのよ
うな説は間違いである。
いつ、どのような理由で、どの集団が感染症などに見舞われてマイ
ノリティーに転落したかという歴史を見ると、近い将来同時に苦境
に陥ると予測される中国人とロシア人という2つの集団が今後どう
なるかが予測できよう(2023年1月31日頃配信予定)。
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