第588号
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岩上安身のIWJ特報!
急速な円安は「アベノミクス」の経済的帰結!?
日本はこれからどうなるのか?
岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー
(その7)
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(その6)のつづき
・エコノミスト・田代秀敏氏(IWJ撮影、2022年9月26日)
https://bit.ly/3DndCyP
岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏への、2022年9月26日の緊急インタ
ビュー第2弾の続きをお届けする。
田代氏は、ゼロ金利やマイナス金利は、そもそも「異常事態」であり、「これ
が未来永劫に続くなら、日本は資本主義をやめるということ」だと、経済環境の
激変に警鐘を鳴らした。
田代氏は9月12日の岩上の取材に、以前は「円安」が起きると「株高」になり
、株式が売られたら「国債が買われた」が、現在は「通貨も株式も国債も売られ
る『日本売り』が起きている」と、日本が陥っている状況を明らかにしていた。
9月26日のインタビューで岩上が「国債が、どうして買われないのか?」と尋
ねると、田代氏は「日本のゼロ金利政策、裏返して言うと、国債価格をすごく高
く貼り付けてる」「それがもう持続不可能だって、誰がどう見ても、見えてる」
と、金融政策の決定的な誤りを端的に指摘した。
田代氏は、「この期に及んでも財務省も日本銀行も何もしません。身動きでき
ないから」として、もし財務省が円買いドル売りの為替介入をしたら「投機筋は
『鴨が葱を背負ってきた』とばかりにさらに円を売り浴びせるだろう」と予測。
残念ながら予測は的中し、円安は止まらなかった。
現在の日本経済の苦境は「アベノミクスの経済的帰結」に他ならないと田代氏
は断定。岩上は、インタビュー翌日に予定された安倍元総理の「国葬」を、「ア
ベノミクスによってとどめを刺された日本の金融・財政』の、お弔いの日」にす
るべきだと提案した。
(記事目次)
◆今のゼロ金利、マイナス金利は異常事態! これが未来永劫に続くなら、日本
は資本主義をやめるということ!?
◆ものすごい円安と物価高騰でのたうちまわる今の日本がゼロ金利政策の代償!
だが、安倍政権下では禁句だった「持続不可能」
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◆今のゼロ金利、マイナス金利は異常事態! これが未来永劫に続くなら、日本
は資本主義をやめるということ!?
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