第587号
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岩上安身のIWJ特報!
急速な円安は「アベノミクス」の経済的帰結!?
日本はこれからどうなるのか?
岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー
(その6)
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(その5)のつづき
・エコノミスト・田代秀敏氏(IWJ撮影、2022年9月26日)
https://bit.ly/3XViio5
岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏への、2022年9月26日の緊急インタ
ビュー第2弾の続きである。
田代氏は岩上安身に対し、9月12日時点で、円相場について「典型的な売りが
売りを呼ぶ相場」だと指摘していた。「日本の財務省が何もできない」と市場に
知れ渡っているため、「円は時間が経てばさらに安くなる」ととらえられ、「円
売りドル買い」が進められているというのだ。
そこでもし金利が上がれば、日本国債は売られ始め、国債の価格は下落すると
いう。「ここからが怖い」と岩上安身は注意を喚起する。実は、もうすでに日本
国債、特に10年物などは、商いが成立しない「未達」の状態がたびたび起きてい
ると田代氏は指摘した。「国債という、最も信用がある金融商品が、売買が成立
しない」事態が起きているのである。
これを受けて、「国債はいくらでも増発できる」と言ってきた高橋洋一氏(※
1)のようなMMT(現代貨幣理論)論者でさえ「財政再建」を叫び始めたという。
現在までのような、東京都心にタワーマンションが林立し続け、「完売」が続
いている状況は、住宅ローンにおいても超低金利が永続するという「思い込み」
による。
しかし、ゼロ金利やマイナス金利は、そもそも「異常事態」であり、「これが
未来永劫に続くなら、日本は資本主義をやめるということ」だと、田代氏は、経
済環境の激変に警鐘を鳴らすのである(※2)。
(記事目次)
◆為替介入した結果、日本国債の価格は下落、国債10年物は商い不成立! 日本
の財務省は実は何もできないと市場に知れ渡っている!
◆都心に林立するタワーマンションは、「超低金利状態がずっと続くはず」「住
宅ローン金利は変動しない」という思い込みの裏返し!
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◆為替介入した結果、日本国債の価格は下落、国債10年物は商い不成立! 日本
の財務省は実は何もできないと市場に知れ渡っている!
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