第589号
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岩上安身のIWJ特報!
急速な円安は「アベノミクス」の経済的帰結!?
日本はこれからどうなるのか?
岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー
(その8)
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(その7)のつづき
2022年10月10日、岩上安身が行ったエコノミストの田代秀敏氏のインタビュー
第3弾の続きである。
・エコノミスト・田代秀敏氏(IWJ撮影、2022年10月10日)
https://bit.ly/3HxGVRR
岩上の「円安が止まる可能性は?」の問いに、田代氏は、もしバイデン米大統
領が景気浮揚のために米国の金利を下げさせれば、ドル高は止まり、円安にもブ
レーキがかかるとしたが、結局、パウエルFRB議長はインフレ抑止のために大幅
利上げを宣言したのだった。
続く10月10日のインタビューでは、田代氏が、「円安」日本の高級食材が中国
で日本の倍もの価格で売られる現状を指摘し、「日本からおいしいものはなくな
ります」と警鐘を鳴らす。
田代氏は、日銀が円安対策として2022年9月30日に行った、過去最大規模とさ
れる約3兆円の「円買い・ドル売り介入」を、「日銀は藪を突ついてしまった」
と批判した。それまでの無関心層までマーケットに参入させ、円売りを拡大した
というのである。事実、介入後わずか10日間で、円は元の水準に下落してしまっ
たのである。
一方、10月7日付け『共同通信』によって、中国の2022年GDPが成長目標を割り
込むことが報じられた。5.5%前後の目標が達成できないということだが、1%
台とされる日本とは、もちろんまったくレベルが異なる。中国の、日本を含む世
界経済に与える影響は大きく、中国の経済成長の鈍化は、日本経済に大きなマイ
ナス要素となる。
(記事目次)
◆常に戦争に関わっている米国。インフレ抑制のためなら超高金利政策も! パ
ウエルFRB議長は来年も再来年も「金利を上げる」!?
◆円安で「買い負け」する日本。大トロも日本酒もおいしいものは海外へ! 日
本円より中国の人民幣が勝つ時代に!
◆日銀の「円買いドル売り介入」で無関心層までマーケットに参入、急激に売ら
れる円!「日銀は藪を突ついてしまった」
(本文)
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