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2023.2.06発行 NO:0108
家畜人ヤプー倶楽部(家畜人ヤプー全権代理人 康芳夫)
康芳夫、澁澤龍彦を語る(2)
いそぎんちゃくの思想---鶴屋橋一◯一号ノート:平岡正明
毎月 第1月曜日(祝祭日・年末年始を除く)発行
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◆『血と薔薇』1969.No4 エロティシズムと衝撃の綜合研究誌
いそぎんちゃくの思想---鶴屋橋一◯一号ノート:平岡正明
液体が永遠に液体であろうとする状態をもくして、マゾヒズムと定義する。
したがって、血にまつわるいくつかのタームを内省してみよう。その方法は血
という語をふくむ語、慣用句を連想し、ランダムにに書きだすことからはじめ
てもいい。
血、血盟、血だるま、血膿、血税、売血、血煙、血刀、血まよう、血ばしる、
血にうえる・・・・・・というぐあいに。単語、熟語、成句、慣用句、文、イ
ディオムと分けて厳密にひろいだす必要はない。ランダムなほうがよく、でき
るだけ多くのタームを書きだすようにつとめる。すると、われわれの語感のな
かで血についていくつかのイメージの系列がいくすじかなりたっていることに
気づくはずだ。その一つは、血を、液体-固体-気体の相で眺めるということ
である。
一方においてカサブタにまで凝固しようとする極と、他方の気化しようとする
極のあいだをゆれうごく、血という語の運動の一系列をである。
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