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花輪陽子のシンガポール富裕層が教えるお金持ちになる方法
/第87号/
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■ジム・ロジャーズ 皆が悲観的な2023年は相場が持ちこたえる可能性も高い
シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。ジム・ロジャーズ著『捨てられる日本 世界3大投資家が見通す戦慄の未来』 (SB新書) が発売になりました。
https://www.sbcr.jp/product/4815615109/
今週発売のFLASH(フラッシュ)、PIVOT、東洋経済オンラインやプレジデントオンラインなどでも取り上げられる予定ですのでぜひご覧ください。
今回、新しく2回追加取材をしたのですが、その際に聞いた新しいニュースとしては次のことを述べていました。
「マーケット参加者のほとんどが悲観視している2023年は相場が持ちこたえる可能性もある。」
皆が既に悲観的な予測をしており、機関投資家も株式の保有比率を抑えているために想定よりもひどいことにはなりにくいということだと思われます。
コロナショックの際にもマーケットは悲観的に反応をしましたが、その後は大きく反転しました。ロジャーズ氏は逆張りの発想が上手だと感じます。
また、私がマーケットコミッティーとして参加をしているスイスのファミリーオフィスでも英国の株式市場が特に割安なために検討をしてもよいと述べていました。
■インフレはいつ収束するのか
ロジャーズ氏にインフレについて聞いたところ、1970年台にはインフレが10年継続し、その間に合計21%もの金利を引き上げる必要があったと語ってくれました。
今回の利上げはインフレを抑え込むのに十分ではないということです。インフレは鈍化しているように見えますが、経済が減速をし始めると政府は再度お金を刷る可能性が高いと言うことです。それは長期的には状況を悪化させると述べていました。
また、日本を含む多くの国でインフレを抑えることができず、世界経済を停滞させ、スタグフレーションを起こすだろうと言っていました。これまでの13年間はたまたま記録的な低金利が続き、世界経済は好調でしたが、それは歴史的にはまれなことで長くは続かないということです。
■どの政府もインフレについては真実を語らない 実際のインフレ率は政府公表よりも高い傾向がある
日本では昨年4%程度のインフレ率が報道されています。しかし、実際には電気代明細に仰天をしたり、スーパーの価格がもっと上昇していたりと感じる人も多いのではないでしょうか。
ロジャーズ氏はどの国の政府もインフレについては真実を語らず、インフレ率は政府公表よりもずっと高い可能性があると述べています。
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