2月1日のFOMC後の議長の記者会見では、パウエル議長は
「バリバリのタカ派」でした。
この日の記者会見では、議長は「3月FOMCでの利上げ停止」を
全く持って示唆しま「せん」でした。それどころか、おそらく「金
融情勢が緩和的になっている」ことを警戒してのことだと思いま
すが、議長はこの日の記者会見で「FRBは今後数回の利上げを行
う。(数回ですよ!!!数回!!1~2回じゃ無いんです
よ!!!)」「FRBは年内に利下げをすることはない」と、「先走り
すぎている債券&金利市場」を強く牽制、極めてタカ派的な発言
を行いました。
ところが、ところが!!!
浮かれトン吉になっている市場のほうは、ご都合主義的に「この
日の記者会見はハト派的」と「曲解」します。株式市場は「年初か
らのイケイケモード」を続けました。
債券&金利市場も、イケイケが続けています。
株式市場も債券&金利先物市場も、2月1日の「ばりばりの議長
のタカ派発言」は完無視(完全無視のこと)、スルーしたのでした。
パウエルFRBのタカ派の記者会見が完無視、スルーされるの
は、今に始まった事ではありません。
12月14~15日FOMC後の記者会見でもパウエル議長のタ
カ派発言は、少なくとも金利先物市場には完無視、スルーされて
います。
しかしながら、12月の株式市場と債券市場は議長のタカ派発言
を完無視できずに、この日を境にS&P500はおよそ5~6%
の調整局面に入っています。
株式市場は再び上昇に転じたのは、新年を迎えてからです。
今回2月FOMCにおいても、S&P500のほうは近いうち
に調整局面に入ることでしょう。
早ければ今夜2月3日の「アメリカの1月の雇用統計」発表あ
たりから、S&P500は利益確定売りに押されて、下落に転じ
ることでしょう。
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