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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2023年2月4日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  はじめに ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 岸田文雄首相は1日の衆議院予算委員会で、同性婚の法制化について、 「極めて慎重に検討すべき課題だ」 と述べ、否定的な考えを改めて示す。また、同性カップルに結婚の自由を認めようとしない理由については、 「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と強調。しかし、ここでいう「家族観」「価値観」とは何なのか。 共同通信は、 「日本社会で圧倒的多数を占める異性愛者の、婚姻に関する固定観念を指すとみられる。結婚の自由を願うLGBTなど性的少数者の求めに応じれば、固定観念を重視する層の反発を招きかねないとの認識が透ける。」(共同通信「首相、同性婚に否定的な考え 「社会が変わってしまう」2023年2月1日、https://nordot.app/993445503583682560」 と報じた。 そもそも同性婚の否定は旧統一教会が謳ってきたものだ。統一教会と”ズブズブ”の安倍晋三元首相亡きあとの自民党の政策は、一ミリも変化していないようだ。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 岸田首相「異次元の少子化対策」の行く末 「晩婚化」というウソ 奨学金問題 福祉国家でも少子化が進んでいるのというのに  -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  岸田文雄首相が年頭の記者会見で「異次元の少子化対策」と発言したことが、広く波紋を呼んでいる。  2022年の年間の出生数は80万人割れが確実な状況だ。そもそも既存の少子化対策でさえ不十分であるというに、ただ闇雲に「異次元」発言されても、まさに岸田首相の思考回路が異次元だ。  首相がここで掲げた政策は、 (1)児童手当を中心とした経済的支援の強化 (2)学童保育や病児保育、産後ケアなどすべての子育て家庭への支援拡充 (3) 育児休業の強化を含めた働き方改革の推進 の3本柱。しかし、いずれも既存の政策の”拡充”に過ぎず、「異次元」とは名ばかりだった。さらにいえば、岸田首相の発言をよく聞いてみると、 異次元の少子化対策に「挑戦する」 としただけで、実施するとも一言も述べてはいない。所詮は、いつもの「検討使」の”バカ発言”に過ぎない。  百歩譲って、「異次元の少子化対策」と述べた理由には、一向に浮上しない内閣支持率の反転の材料としたい思惑もあったのだろう。しかし、いつの時代も子ども予算の捻出は結局、”後回し”とされてきた。  さらに、現代日本では、「結婚したいのにできない」人や、「希望する子どもの数を持てない」人が存在する。首相の掲げた政策は、どれも「子育て支援策」であり、それだけでは上記の人たちの希望へと到達しない。 目次 ・晩婚化というウソ ・奨学金が「借金」となる 少子化へ影響 ・福祉国家でも少子化が進んでいるというのに フィンランド 日本より低い出生率 ・晩婚化というウソ 先日、自民党の麻生太郎副総裁が、

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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