2023年 第5号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】
長尾和宏です。今日は立春。昨日は節分でしたね。皆さん、豆は食べましたか。
いや、今の主流は豆じゃなくて恵方巻か。
学校や老人ホームでは「黙食」でアレを1本食べたらしい、アホか。
「黙食」なんていう日本語、そもそもないからね。変な言葉である。
食べるときさえ黙っていないといけないんだから、「鬼は外~、福は内~」なんて、
声を出して豆まきする学校もないんだろうな。子どもの頃の節分が、懐かしい。
紙でできた鬼のお面を被った記憶があります。
赤い顔や青い顔。頭に角が一本。トラ模様のフンドシ…風神雷神のイメージです。
じゃあ、鬼は男なのか? でも、「鬼嫁」って言葉はあるけど「鬼夫」はない。
そもそも、鬼って何なんでしょうね。妖怪とも違うし、お化けとも違う。
怖い存在だけど、どこか人情味のある、鬼が出てくる昔話もたくさんあります。
地獄の住人? いや、でも鬼のつく地名は全国各地にあるし、「鬼の子孫」といわ
れている家も、まだ存在しているらしいです。
そういう「鬼」の家系の御宅では、「福は内、鬼も内」と言って豆を撒くそうです。
もともと「オニ」とは、死者の魂という意味でした。
起源は、中国だといわれていますが『日本書紀』や『風土記』などにも、すでに
オニという言葉は使われています。
さて皆さんにとって、「鬼」はいますか。そう訊かれたとき、
たぶん、「得体の知れない恐怖の対象」のことを、鬼と捉えるのではないでしょうか。
それはたいてい、死者ではなくて、生者でしょう。「渡る世間は鬼ばかり」という
橋田寿賀子さんのドラマのタイトルが、コロナ禍以降、ほんとうに身に沁みます。
長尾の人生もどないもこないも鬼だらけ、です。
先日、まぐまぐ! ニュースで、僕が昨年末に書いた「ターボ癌」の記事が載りました。
以下、まぐまぐ!ニュースの記事。
↓ ↓ ↓
https://www.mag2.com/p/news/565085
どうやらこの記事を受けて、Twitterでは、「ターボ癌」という言葉がトレンド入りをした、
らしい。らしい。というのは、僕自身はTwitterをやらないから。秘書がときどき、教えて
くれる。「ターボ癌なんて存在しない。また長尾がデマを言っている」とネットに住む鬼たち
が、攻撃しているらしい。
ネットに住む鬼は、ほんとうに浅墓で意地が悪い。鬼よりも下、つまり餓鬼である。
人の揚げ足を取りたくて、虎視眈々とTwitterにすがりついている。
患者を診ないで、Twitterばっかり見ている医者は、ほんとうに医者なのか。
患者を見ずに、「そんなエビデンスはない」≒「デマ」と攻撃をするタチの悪さ。
エビデンスはない? 当たり前だろう。このワクチン禍になって出てきた現象なのだから
これから研究を始めないといけないところ。
「エビデンスがない」なら、「ターボ癌」もない、と言い張ることは果たして科学的なのか。
「反ワク」「エビデンスなし」という言葉が、科学大国(だった?)・日本の知性をきわめて
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