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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
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第606号(2023/2/5) 金利要因と景気・業績要因の間で揺れ動く市場/先行きの株価調整予想を堅持
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ 自主開催セミナーの予定です(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
なお、3月からは、参加費を5000円に改定しております。何とぞご容赦ください。
2/11(土)横浜(8/20)
2/18(土)ウェブ(10/150)
以上については、参加費は4000円
以下は、参加費は5000円
3/4(土)葛西(3/25)
3/18(土)高岡(2/25)
3/21(火、祝)福岡(2/15)
3/25(土)浅草(13/15)(残席:2)
4/1(土)札幌(2/20)
4/8(土)横浜(0/20)
4/15(土)大阪(1/20)
4/22(土)浜松町(0/20)
4/29(土、祝)名古屋(6/20)
5月のどこかで、ウェブセミナーを追加開催する予定です。日程決定まで、しばらく(1~2か月くらい?)お待ちくだされば幸いです。
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。
☆過ぎし花~先週(1/30~2/3)の世界経済・市場を振り返って
<米雇用統計は想定以上の強さ、米国株式市場は金利要因と景気要因の間で不安定>
(まとめ)
米国株式市場は、大きな流れでは、昨年を中心とした金利動向が左右する相場から、徐々に景気や業績が左右する相場に、移行してきていると考えています。
しかし先週はFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されたこともあって、市場の関心が金利に戻った感があります。FOMCでは0.25%幅の利上げが行なわれた(すなわち金利が実際に引き上げられたことが株価を押し下げるとの見解が優勢になった)ため、主要な米株価指数が下振れする局面がありましたが、パウエル議長の記者会見における発言が金利先高観を抑制したとして、その後株価指数が上振れするといった、ドタバタでした。
そうして週末に雇用統計の発表を迎え、その内容が想定外に強かったため、米株式市場では景気が強いのだから株価が上がっても良い、という見解と、景気が強いのだから金利が上がるため株価が下がるはずだ、との見解が交錯し、やはり不安定な株価指数の動向となりました。
今後も不安定な米国株価の動向が続くでしょう。ただ、IT大手企業の決算などは内容が悪いにもかかわらず、「予想ほどは悪くなかった」として株価が上振れする例が目に付くなど、やや株価は楽観的過ぎるように懸念します。
なお、為替市場では、特に週末の雇用統計を受けて、市況が大きく米ドル高に振れ、他通貨も対円でつれ高となりました。
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