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週刊金融日記 第560号 1月のトレーディング成績と2月の見通し、雲仙温泉

藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」
// 週刊金融日記 // 2023年2月8日 第560号 // 1月の戦略トレーディングの成績と2月の相場見通し // 日銀次期総裁は雨宮氏か // 長崎県雲仙(うんぜん)の温泉に行ってきた // なぜいしだ壱成はモテるのか // 他  こんにちは。藤沢数希です。  九州旅行から帰ってきました。全国旅行支援というコロナ補助金が昨年末まであったのですが、当然のごとく延長され、いまのところ3月末まで、ワクチン3回接種者は国内旅行に補助金が出ます。また、いろいろその県の指定飲食店などで使えるクーポンももらえるのですが、これはアプリをインストールしてQR決済で使えるという、いま風のクーポンとなっています。詳細はググって、自分で調べてください。都道府県によって、いろいろ違うようです。  まあ、こうした補助金分はホテルがちゃっかり値上げしているので、そんなに安くはないんですけどね。インバウンドもあって、けっこう日本の国内旅行も高くなったな、と思っていたら、すでに2019年のコロナ前より2割上がっている、という調査結果が出ていました。日本もいろいろ値上げラッシュで、そんなに格安というわけではなくなってきましたね。  中国本土からは、なんかいろいろ揉めていて、まだインバウンドが来ていないのですが、こちらも解禁されると、さらに国内のホテルやレストランは値上がりしそうです。 ●全国旅行支援 都道府県連絡先一覧 https://www.mlit.go.jp/kankocho/page06_000261.html ●ホテル料金高騰、コロナ前比2割高 インバウンドが急増 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC176RU0X10C23A1000000/  週末は、中国の偵察気球をアメリカ軍のF22ラプター戦闘機が撃墜したことがニュースになっていました。F22というのは、アメリカ軍のめちゃくちゃ高い最新の戦闘機です。大したニュースと僕は思っていなかったのですが、米中関係悪化ということで、週明けには、ちゃんと香港株や中国株が下落しておりました。 ●米中、高まる偶発リスク 米軍が中国偵察気球を撃墜 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB053660V00C23A2000000/ ●アメリカ軍が中国気球をF-22戦闘機から発射したサイドワインダーで撃墜したけどわざわざ高価な機体やミサイルを使ったのはなぜ? https://togetter.com/li/2071254  GoogleやFacebookなんかの米国の巨大テック企業が優秀なエンジニアに数千万円ぐらいの給料を払っているということで、日本の理系の最優秀層の一部が医学部ではなく東大理一に進学していた、という話は過去に何度か書きました。しかし、東大は所属学科が決まるのが2年生の秋学期で、人気学科はそれまでの成績が良くないと行けず、情報系学科は、東大生の中で上位5%に入るような成績じゃないと進学できないというような状況が続いていました。そこで、入試に通れば最初から情報系学科に進める東工大の方が、東大理系より難しくなっているんじゃないか、というようなことが言われていました。  しかし、世界は一変しました。ご存知のように、イーロン・マスク氏がTwitterを買収すると約8割の社員を一気に首にしてしまったり、他のテック企業も軒並み大リストラを敢行中です。これで、こうした情報系学科の人気も一息つくのか、と思っていたのですが、何と今年の東工大の情報工学の入試倍率は昨年以上で、ぜんぜん簡単になりませんでした。おそらく、東大の進振りでも、昨年と変わらず非常に狭き門になりそうです。  そもそも、これだけ産業に需要があって、多くの優秀な学生が希望しても進学できないという状況が何年も続いていたら、定員を増やせばいいと思うのですが、日本ではそういうことはできません。なぜなら、需要が出てきた学部や学科の定員を増やすということは、あまり産業界に需要がなくなってきた学科は減らしていい、ということとほぼ同義であり、そういう万が一にも(正社員や正規教員の)人員削減につながるようなことは、日本ではやってはいけないことだからです。大企業の正社員や大学教員の雇用を脅かすようなことは許されません。 『週刊金融日記 第547号 また東大生は高値掴みをしたのか?米IT企業で大リストラはじまる』 ★東工大は第三希望まで学部を書けるので、そこで引っかかっても合格としてカウントされて予備校のボーダー偏差値が算出されるので低く出がちなのですが、合格最低点が同大学の他の学科より飛び抜けて高いことなどから推察するに、おそらく東工大の情報工学部は、非医学部理系で国内最難関だと思われます。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1622913990585389066  日本は物価が上がってきても、なかなか給料が上がらなかったのですが、三井住友銀行がとうとう初任給を5万円ほど引き上げるそうです。いよいよ、一部の儲かっている優良企業は賃上げしてきました。物価も上がり、給料も上がったら、日銀はマイナス金利やYCCなどの非伝統的緩和政策を継続する正当性を失うわけですが、どうなるのでしょうかね。 ●三井住友銀行、23年初任給5万円上げ みずほも24年検討 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB039CE0T00C23A2000000/  長らく売り切れていた拙著『学歴攻略法』ですが、第3刷がようやく届いて、Amazon等で在庫有りになりました。第4刷は印刷中ですが、第3刷はかなり少なく、新潮社の場合、増刷がかかってからAmazon等に在庫として認識されるまで3週間ほどかかるので、来週ぐらいには売り切れそうな見通しです。紙の本がほしい方は、早めに注文しておきましょう。 『コスパで考える 学歴攻略法』 https://amzn.to/3fXY2kl https://a.r10.to/hUHpZS  今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。 - なぜキモいおっさんになったにもかかわらずいしだ壱成はモテるんですか - 米国債券が150年ぶりの買い時と言われています - 夫婦で使うのにMicrosoft 365 Familyがよさそうです - 妻がアメリカ人とのハーフですが英語の勉強法を教えてください - アラフィフ医師ですが性欲減退にはテストステロン補充療法はどうでしょうか - 30代後半経営者ですが20代妻がセックスを拒み出しました  それでは今週もよろしくお願いします。 1.1月の戦略トレーディングの成績と2月の相場見通し  Twitterでたびたびつぶやいていたのですが、年が明けて2023年のトレーディングの方はなかなかのロケットスタートでした。何かこうやってたまたま調子が良かった時にだけメルマガに書いたりしてドヤったりするのは、ちょっと恥ずかしいのですが、今年は月に1回ぐらいのペースで、世界経済に対する僕個人のビューと、パフォーマンスの報告はしていきたいな、と思っております。 『週刊金融日記 第555号 昨年のトレーディング成績と2023年の投資テーマについて』  バックナンバーにすでに書いたように、僕は概ね個人資産の3分の1を世界株式のロングショートやオプション取引や株価指数先物でマクロの方向に賭けるといったヘッジファンド的なトレーディング戦略に割り当てることとしています。この戦略トレーディングは、いまのところ米系のネット証券会社ですべてやっていて、そこに年始にさらに入金していく予定だったのですが、いろいろ他のことでバタバタしていて、残念ながら、ロケットスタートしたにもかかわらず、まだこのアセットアロケーションは道半ばです。この証券口座に個人資産の3分の1が入り切っていません。残念無念。  さっそく成績ですが、2023年の1月は次のような結果になりました。

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