今週は金利上昇局面
おはようございます
週末号はいろいろ考えることがありお休みさせていただきました。いろいろ考えること、というのは、やはり日銀の総裁候補になります。訳が分からないところから流れ弾が飛んできたという感が否めなく、それによって円高になるのも理解ができない、ということです。お前の話もあちこち飛んで流れ弾に被弾することはしゅっちゅうだけどね、との周囲。
■日銀総裁について
安倍政権からの流れで日銀と政府はアコードを取る体制なのでしょう。根本的に政府としては金利を引き上げてもらってはさまざまな問題が噴出するので利上げ肯定派の総裁をすえる訳にはいかない、という考えは間違いがない、と思っています。
一方できちんと金融正常化を目指すべきだ、と考えている人はおそらく金融界には多いはずで、今のままのゼロ金利政策を継続しても、今後の金融政策の選択肢が狭くなるので解除をすべきだ、と考える人も多いはずです。私もゼロ金利をやって、何かうまいことがいっていることがあるのか? と考えた場合、経済は安定したけれど、結果は残っていない、というのが本音です。またゼロ金利を続けて、違う結果を求める、ということの典型です。つまり非化学的な極地にある政策だと考えています。
今回の候補は必ずしも金利を上げる必要はない、という考え方らしいのですが、同じことをやり続けて違う結果を求めるの、ま、無理でしょうね、と思っています。
日本経済は2000年代から続く低成長を解消するためには、まとも、なことをやらないとダメだろうね、とは思います。ゼロ金利というのは非伝統的なキホンからは外れていることです。こんな常識とはかけ離れたことをやり、結果も出せずに、何をする気なのだろう、というのが素直な本音です。もう考えられる方策など限られているのに、とは思います。
■もう一度おさらい
今の、FRBの政策は、緩和と引き締めを同時に行い、結果としてコストの安い資金を市場に垂れ流しているだけの政策だ、ということは何度も話をしています。
その典型が以下の図になります。
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