久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.121 2023/02/14発行
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5.大人の放課後相談室
Q 妥協クセからの脱却がしたい
趣味でマスターズ水泳をしています。大会にも出ているので、週3でスポーツジムの練習会に参加して、日々タイム更新に向けて励んでいます。
ただ、練習は毎回きつく、提示されたメニューを全部やりきれないこともしばしばあります。それがすごく悔しいのですが、いざ練習をしていると「休んだら楽になる」という気持ちに負けて、練習メニューの5%分くらいは休んでしまいます。
ちなみに水泳仲間たちは休むことなくやりきっています。そこに劣等感を感じています。
妥協グセを直し、ツライ練習を最後までやり切るメンタルを身につけるにはどうしたらいいでしょうか?
東京都/44歳/男性
A 超長期の自分だけの目標を立てて、他人と比べるのをやめましょう。肩の力を抜いて、ツライ練習より合理的で楽しく効果的な練習をしましょう
マスターズ水泳、素晴らしいですね。私が尊敬する地元経営者、日本一の水泳帽メーカー、フットマークの磯部 成文会長も70代になってもマスターズ水泳を続けられていました。
今は、タイムの自己ベスト更新を目指されているようですが、体力は年を重ねるごとに落ちていくのが切ないけれど現実です。ただいま44歳とのことですので、年間のベストタイムは今後少しずつ悪化していくでしょう。
そのことで、いちいち落ち込んでいたら、一番大切なこと、生涯にわたって泳ぎ続けること=健康的な生涯を送ることが難しくなります。それこそ途中で妥協してしまうことでしょう。
ですから、短期のベストタイム更新よりも、70歳、80歳になっても泳ぎ続けることを目標にされてはいかがでしょうか?
例えば、今のタイムから逆算して、50歳で何秒、60歳で何秒、70歳で何秒泳げるかという目標を立てるのも良いでしょう。
あるいは、タイムは抜きにして、50歳で何メートル、60歳で何メートルと、泳ぎ続けられる距離を目標にするのも良いかと思います。
例えば、ゴルフでは、長く続ける目標として、エイジシュートという目標があります。
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